旅客運送約款
本旅客運送約款は、当社が運航する航空機、またはそのフライトもしくはフライト部分について当社の航空会社コードが表示される航空券に従った旅客の航空輸送サービスに関し、旅客としてのお客様と、航空会社としての当社の関係に適用されます。本件に関するお客様の当社に対する権利と義務および当社の権利と義務は旅客運送約款に記載されています。旅客運送約款を、特にお客様に影響するさまざまな制限について記載されている部分について、たとえば、お客様やお客様の手荷物に影響する破損や遅延の場合の賠償責任限度額に関する内容などをよく読むようお勧めします。当社の賠償責任限度額がお客様のニーズに対し十分でない場合は、個人旅行保険に加入されることをお勧めします。
これらの旅客運送約款は事前の通知なく修正される場合があります。ある時点における現行版は、最近発表されたもので、いつでも当社のウェブサイトからダウンロードできます。
発効日 2023年06月27日
これらの条件をお読みになるとき、以下の言葉の定義にご注意ください。
SAS および当社 とは、
デンマーク、ノルウェー、スウェーデンの法に基づいて設立された、デンマーク、ノルウェー、スウェーデンの三国が共同で運航する航空会社、スカンジナビア航空を意味し、その登記された本店は、スウェーデンのソルナにあります。住所については、第2条を参照してください。
旅客 および お客様 とは、
乗務員以外の、航空券に従って航空機で輸送される、または輸送される予定の人を意味します。
APPR とは、
カナダ航空旅客保護規則(Canadian Air Passenger Protection Regulations)を意味します。
管理手数料 とは、
航空券の変更(「変更手数料」)、再発行(「再発行手数料」)または払戻し(「払戻し手数料」)を含むがこれに限らない、航空会社および/または指定代理店により、適宜、旅客に請求される料金です。本旅客運送約款に同意することにより、お客様は現行の管理手数料にも同意することになります。
予定寄航地 とは、
出発地および到着地を除く地点で、旅程上の予定された経由地として航空券または当社の時刻表に表示された地点を意味します。
航空運送 および 運送 とは、
旅客およびその手荷物の航空機による運送を意味します。
航空会社指定コード とは、
特定の航空会社を示す2文字または3文字からなるコードで、航空券に記載されます。たとえばSASの航空会社コードはSKです。
条 とは、
一般運送約款の条項を意味します。
ATPDR とは、
カナダ障がい者にアクセシブルな運送規則(Canadian Accessible Transportation for Persons with Disabilities Regulations)を意味します。
指定代理店 とは、
当社の航空運送の、または許可された場合、他の航空会社の航空運送の航空券の販売において、航空会社を代理することを航空会社により許可されている、個人または法人を意味します。
手荷物 とは、
別段の指定がない限り、お客様の受託手荷物と機内持込手荷物の両方を意味します。
手荷物預り証 とは、
受託手荷物の運送に関し、航空会社が旅客に対し発行する受託手荷物の確認証票の一部を意味します。
手荷物タグ とは、
受託手荷物に取付けられる確認証票の一部を意味します。
航空会社 とは、
「航空会社」とは、SASおよび/またはその他の航空会社指定コードが航空券または関連航空券に表示される航空会社を意味します。
航空会社が請求するサーチャージ とは、
燃料サーチャージ、国際線または国内線手数料、セキュリティサーチャージ、サービス手数料などの航空会社が請求するサーチャージおよび手数料を意味します。
チャーター運送契約 とは、
他の当事者(旅行会社など)が旅客と契約した契約を意味し、EUパック旅行指令に基づくものを含め、パッケージ旅行、パッケージホリデーおよびパッケージツアーに関連する航空運送の全部または一部の実施を航空会社に委託します。本件に関し「契約航空会社」とは、チャーター運送契約を締結した契約主であるチャーター主または旅行会社です。
お預け手荷物 とは、
航空会社が預かり、それに対し確認証票を発行した手荷物を意味します。
チェックイン期限(CID)とは、
それまでにチェックイン手続きを済ませ、該当する場合は、搭乗券を受け取らなければならない、航空会社によって指定された、特定の空港の期限を意味します。
コードシェア とは、
「コードシェア」とは、自社の航空会社指定コードのみを使用して、または運営する航空会社の航空会社指定コードを併記することにより、別の航空会社によりシートが提供される航空会社1社によるフライトの運航を意味します。
関連航空券 とは、
お客様に対し別の航空券と一緒に発行され、あわせて1つの運送契約を構成する航空券を意味します。
コンティンジェンシープラン とは、
長時間にわたる滑走路での遅延に関し、DOT[Department of Transportation(米国運輸省)]が説明する、米国領土内にある空港の滑走路上で航空機の大幅な遅延が発生した場合にそなえ、航空会社が採択する非常事態計画を意味します。
条約 とは、以下のうち該当するものを意味します。
(a)1929年10月12日にワルソーで締結された国際航空運送についてのある規則の統一に関する条約、(b)ワルソー条約を改定する1955年9月28日のハーグ議定書、(c)1961年9月18日のグアダラハラ補足条約、(d)ワルソー条約を改定するモントリオール第1、第2、第4議定書(1975年)、(e)上記の条約と議定書の組み合わせ、(f)1999年5月28日にモントリオールで調印された国際航空運送についてのある規則の統一に関する条約。
クーポン」とは、
紙のクーポンと電子クーポンがあり、それぞれクーポンで特定されたフライトに搭乗する旅客の氏名が記載されています。
損害 には、
旅客の死亡、怪我または負傷、運送その他の当社が行うサービスに起因または関連して生じる紛失、部分的紛失、盗難その他の損害を含みます。
日数 とは、
曜日を問わず暦上の日数を意味します。ただし、通知に関しては通知が出された日は、カウントしないものとします。また、航空券の有効期限の判定にあたっては、航空券が発行された日またはフライトが開始した日は、カウントしないものとします。
電子クーポン とは、
当社のデータベースに記録される電子フライトクーポンその他の有価証票を意味します。
電子航空券 とは、
航空会社またはその要請によりコンピュータ化された予約システムに保存される航空券を意味し、旅程控(旅程表または領収書とも呼ばれる)、電子フライトクーポン、または航空会社がその名前で発行する同じ価値を持つその他の文書によって証拠だてられます。
ESD とは、
感情支援犬のことを意味します。
特殊な状況 とは、
合理的なすべての手段を尽くしてもなお避けることのできなかったであろう事象による状況を意味します。このような状況は、特に、政治不安、関係するフライトの運航に適さない気象状況、セキュリティリスク、不測のフライト安全上の問題、運航する航空運送業者の業務に影響するストライキ、または特定の日の特定の航空機に関する航空交通管理の決定の影響により、その航空機による1つ以上のフライトに長時間にわたる遅延または欠航が生じる場合に発生します。
運賃 とは、
指定の予約クラス、特定のルートならびに該当する場合はフライトと日付および適用される運賃条件により旅客に対し請求される旅行の運賃、料金、課徴金、費用を意味します。
フライトクーポン とは、
航空券の「搭乗用」の表示がある部分または電子航空券、電子クーポンの場合は、出発地と到着地の間の特定の場所を指します。
不可抗力 とは、
お客様が制御できない非日常的なまったく予見できない状況で、その結果は、ありとあらゆる、しかるべき注意を払ったとしてもなお避けることのできなかった状況を意味します。
一般運送約款 とは、
本一般運送約款を意味します。
IATA とは、
国際航空運送協会を意味します。
確認証票 とは、
航空会社が受託手荷物を特定する目的に限定して発行するタグを意味します。
旅程表または領収書 は、
旅程控を参照してください。
MEDIF とは、
SASのウェブページ上にある医療情報フォームを意味します。
航空会社以外によるサーチャージ とは、
航空会社以外の、通常は公共企業体や空港が課すサーチャージや手数料を意味します。このような手数料およびサーチャージには、空港使用料や旅客サーチャージなどがあります。
参照により組み込まれる契約条件の通知 とは、
お客様の航空券や旅程表もしくは領収書に記載または同封されるステートメントで、本運送約款および通知に参照により、それと特定され、組み込まれるものを意味します。
旅客クーポン または 旅客受領証 とは、
当社により、または当社の代理で発行される航空券の部分で、旅客控と記載され、最終的にお客様が保持する部分を意味します。
お手伝いが必要な方(Passenger with Reduced Mobility, PRM)とは、
身体的障害(永久的もしくは一時的な感覚または動作の障害)、知的障害もしくは機能障害、その他の原因による障害または年齢により、交通機関を使用するときの身体の動きが限られ、すべての旅客に提供されるサービスの特定のニーズへの適切な注意と調整を必要とする人を意味します。
出発地 とは、
航空券上に表示される出発地を意味します。
規則(欧州委員会)第261/2004号 とは、
2004年2月11日の欧州議会および委員会における規則(欧州委員会)第261/2004号を意味します。この規則は、搭乗拒否およびフライトの欠航または長時間にわたる遅延の場合における旅客への補償と支援に関する一般的規則を定めたものです。
路線変更 とは、
路線の変更など、航空券の再発行を要する変更を意味します。
予約 とは、
航空会社またはその指定代理店が記録する旅客による運送の要請を意味します。
スケジュールまたはスケジュールインジケータ とは、
航空会社により、またはその権限に基づき公開され、電子的手段により一般の注意をひくよう掲示されるスケジュールガイドに記載されるフライトの出発時刻と到着時刻のリストを意味します。
SDR とは、
特別引出権を意味し、合成通貨単位であり、国際通貨基金における公式の取引単位とされます。現行のSDRのレートに関する情報は、インターネットまたは銀行の窓口から入手できます。
ストップオーバー とは、
旅程に記載されている、出発地と到着地の間の地点にある、24時間以上滞在する立ち寄り地点を意味します。
料金表 とは、
公表されている運賃、料金および/または航空会社が必要に応じて監督当局に登録している関連する運送約款を意味します。
税金 とは、
「税」とは、政府、空港運営者その他の当局によって課せられる手数料、税金および料金を意味します。
航空券 とは、
「航空券」とは、当社または当社に代わって発行される、「旅客航空券および手荷物預り証」と称する書類または電子航空券を意味し、参照により組み込まれる契約条件の通知その他の通知およびクーポンを含みます。
旅程控(または旅程表もしくは領収書)とは、
旅客の氏名、フライトに関する情報、旅客への通知が記載された電子航空券の発行を確認するため、航空会社が旅客に発行した1つ以上の文書を意味します。
機内持込手荷物 とは、
受託手荷物以外の手荷物をいいます。
ウェブサイト とは、
sas.se、sas.no、sas.dk、flysas.comを含む、当社のウェブサイトを意味します。
当社名は、航空券上で航空会社指定コードまたはその他によって略称表記される場合があります。SASの住所はデンマーク、ノルウェー、スウェーデンの本社住所のいずれかとみなされます。
デンマーク:
Scandinavian Airlines System Denmark-Norway-Sweden, Amager Strandvej 392, 2770 Kastrup, Denmark
ノルウェー:
Scandinavian Airlines System Denmark-Norway-Sweden, Roald Amundsens veg 1, 2060 Gardermoen, Norway
スウェーデン:
Scandinavian Airlines System Denmark-Norway-Sweden, SE 195 87 Stockholm, Sweden
お問い合わせがありましたら、いつでもカスタマーサービスにお電話ください。
3.1 一般規定
第3.2条、3.5条、3.6条、4.1.2条に規定されるものを除き、旅客運送約款は当社が運営するフライトまたはフライト部分にのみ適用され、当社名または航空会社コードが、そのフライトまたはフライト部分の航空券の航空会社ボックスに記載されている場合にのみ適用されます。
お客様の旅行には、お客様が航空券を購入した日に有効であった規則が適用されます。ただし、SASは、運航効率のために合理的に必要である場合、また規則の変更がお客様に重大なマイナスの影響を与えない場合、お客様の旅行の日に有効である規則を適用する権利を留保します。
欧州以外では規則(欧州委員会)261/2004は、適用されない場合があります。当社が運航しないフライトによって欧州圏外へ旅行される場合、フライトが欠航となったり遅れたりして、搭乗を拒否されたり、搭乗クラスの降格があった場合に、お客様はSASまたは運航航空会社からの支援を得る権利を与えられない場合があることにご注意ください。このような状況におけるお客様の権利には、問題のフライトに適用される現地法が適用されます。
3.2 チャーター運用
チャーター契約に基づき運送が行われる場合、本旅客運送約款は、参照またはその他によりチャーター契約または航空券に組み込まれた範囲にのみ適用されます。
3.3 コードシェア
当社は一部のサービスにおいて、他の航空会社とコードシェア協定を結んでいます。このことは、お客様が当社で予約を行い、当社名または航空会社コード(SK)が航空会社として指定されている航空券をお持ちの場合も、別の航空会社が航空機の運航を行う場合があることを意味します。このような協定が当てはまる場合、当社または当社の指定旅行会社は、お客様が予約を行う時点で航空機の運航を行う航空会社についてお知らせします。お客様の契約当事者は、販売した航空会社です(フライトクーポンまたはルート表で便名の隣に表示されている航空会社指定コードの航空会社など)。ただし、コードシェアパートナーが、自社が運航するフライトに適用される規則を設けている場合があり、これは、SASが運航するフライトに関する旅客運送約款とは異なる場合があります。そのため、他のコードシェアパートナーが規定するこれらの旅客運送約款は、本旅客運送約款に組み込まれ、本旅客運送約款の一部を構成します。
従って、コードシェア契約によって他の航空会社が運航するフライトに関しては、お客様は、その旅客運送約款をご覧になり、特にチェックインの時間、お子様の一人旅の際の方針、動物の運送、運航上の変則事項(滑走路での遅延など)、手荷物許容量などにご注意いただく必要があります。コードシェアの場合、規則(欧州委員会)261/2004またはカナダ航空旅客保護規則(APPR)に基づく搭乗拒否、欠航、長時間の遅延または搭乗クラスの降格の場合の補償と支援に関するすべての請求は、運航する航空会社に提出するものとします。証明されている損失や費用についての損害に関するその他の請求は、運航した、または販売したどちらの航空会社に提出することもできます。
さらに、他の航空会社が運航するコードシェア便に関し、米国の空港を出発または到着する場合は、運航する航空会社の滑走路での遅延コンティンジェンシープランが適用されます。これらのコンティンジェンシープランに関する詳細な情報は、運航する航空会社のウェブサイトから取得できる可能性があります。
3.4 運航航空会社を特定する情報
実際に搭乗する航空機の運航会社を知ることはお客様にとって重要であると考え、当社では、予約を行う時点で運航航空会社を特定する情報を提供します。運航航空会社が変更となった場合も直ちに連絡が行われます。
旅行代理店またはインターネットプロバイダなどの当社が関与しない間接的な販売チャネルもまた、欧州委員会規則No. 2111/2005第11条を遵守する義務があり、予約の時点で運航航空会社をお客様に体系的に通知し、運航航空会社が変更となった場合には連絡する必要があります。
3.5 優先法
本旅客運送約款は、適用法に矛盾しない限り適用されます。適用法は、両当事者による契約によって放棄できず、矛盾があった場合は、適用法が優先します。
本旅客運送約款のいずれかの条項が適用法において無効である場合も、その他の条項は効力を維持するものとします。
3.6 規則に優先する規約
本旅客運送約款のいずれかの規定が強制法規に矛盾する場合、強制法規が優先します。これは、本旅客運送約款の残りの規定の有効性には影響しないものとします。本旅客運送約款に規定されている場合を除き、本旅客運送約款とその他のSASのご利用規約との間に矛盾がある場合、本旅客運送約款が優先します。本旅客運送約款の英語版が、翻訳版に優先します。
4.1 一般規定
4.1.1 航空券は、当社と航空券上にその名前が記載されている旅客との間の運送契約の最終的な証票を構成します。当社は航空券上に名前の記載された旅客に対してのみ運送サービスを提供し、お客様は適切な身分証明書の提出を求められる場合があります。
4.1.2 航空券は全体として譲渡可能です(部分的には譲渡できません)。但し以下が条件となります。
(a) 航空券の最初のフライトクーポンに記載されている予定出発時刻の24時間前までに、航空券譲渡の要請について当社に連絡すること。
(b) 当社がその航空券のすべてのフライトまたはフライト部分の運航航空会社であること。
(c) 航空券の譲渡を受ける人が、元の航空券に適用されるすべての条件を満たし、遵守すること。
お客様が航空券を当社に引き渡した場合、当社はその航空券を譲渡される人の名前で新たな航空券を発行します。新しい航空券には、交換された航空券と同じ条件が適用されます。航空券の譲渡について管理手数料が請求されます。念のために付言すると、名前の変更は航空券の譲渡とみなされます。これはお客様がご自身の名前を変更される場合も当てはまります。それにより、新しい航空券を発行しなければならないためです。
上記を除き、航空券は譲渡不能です。
4.1.3 割引価格で販売された一部の航空券は、部分的にまたは完全に払い戻し不能である場合があります。航空券が払い戻し不能な場合、航空会社が請求する追加料金も払い戻し不能ですが、航空会社以外が請求する追加料金は常に払い戻し可能です。ニーズに最も適した運賃を選択してください。航空券をキャンセルしなくてはならない場合にそなえ適切な保険に加入してもよいでしょう。
4.1.4
(a) お客様が上記の4.1.3に記載した航空券を持ち、不可抗力により旅行ができなかった場合、お客様がすみやかに当社に連絡し、かかる不可抗力の証拠を提出することを条件として、当社はその裁量において、合理的な期間内に払い戻しを行なうか、または将来当社で旅行するための払い戻し不能な運賃を入金しますが、どちらの場合も管理手数料が差し引かれます。
(b) お客様が上記の4.1.3に記載した航空券を持ち、不可抗力により予定のフライトに遅れた場合、お客様がすみやかに当社に連絡し、かかる不可抗力の証拠を提出することを条件として、当社は追加料金なしで空席のあるできるだけ早い定期便によりお客様の運送を行います。
4.1.5 航空券は発行する航空会社の資産であり、常にそうあり続けます。
4.2 航空券の要件
電子航空券の場合を除き、お客様は、そのフライトのフライトクーポンおよびその他のすべての未使用のフライトクーポンおよび旅客クーポンを含む有効な航空券を提示しない場合、フライトに搭乗することはできません。さらに、提示した航空券が切断されている場合、または当社または当社の指定代理店以外によって変更されている場合も、搭乗することはできません。電子航空券の場合、有効な身分証明書と、お客様の名前で正式に発行されている有効な電子航空券を提示せずにフライトに搭乗することはできません。
旅行を予約すると、すぐに予約確認書と航空券が届きます。予約確認書と航空券が届いていない場合、当社にただちにご連絡いただくのはお客様の責任となります。また、予約確認書または航空券の記載事項に関し、何らかの修正する必要がある場合もただちにお知らせください。SASは、お客様が上記の通知を怠ったことに関連するいかなる損害についても責任を負いません。
4.3 航空券の紛失
4.3.1
(a) 上記4.1.3に述べたように、航空券(またはその一部)を紛失または切断してしまった場合、当社がかかる航空券を発行した場合は、お客様から要請があった場合、当社は新しい航空券を発行することにより、かかる航空券(またはその一部)を交換します。ただし、その時点で、問題のフライトに有効な航空券が正式に発行されたことが容易に確認できることが条件となります。お客様が元の航空券を不正使用した場合は、それにより当社または別の航空会社において必然的かつ妥当に発生した費用および損失について、お客様は、最大で元の航空券の金額まで返済する責任を負います。かかる損失が当社の過失に起因する場合、当社は、その返済をお客様に請求しません。紛失や切断が当社または当社のいずれかの指定代理店の過失によるものでない限り、このサービスには、管理手数料が発生します。
(b)紛失または切断した航空券が全額払い戻し可能である場合は、新しい航空券の再発行に対し、お客様に航空運賃全額の支払いを要求することができます。この場合、元の紛失または切断した航空券がその有効期限内に利用されなかったことが確認され次第、払い戻しの対象となります。有効期限が切れる前に元の航空券が発見された場合、元の航空券を当社に提出することにより、前述の払い戻しはその時点で行われます。
4.3.2 航空券は貴重なものです。紛失や盗難を防ぐ適切な対策を講じてください。
4.4 有効期間
4.4.1 航空券、本旅客運送約款、または適用される料金表に別段の記載がない限り(あるとすれば、航空券の有効性に関する制限で、その場合は航空券上に制限が記載されている)、航空券は以下の有効期限を持つものとします。
(a) 発行の日から1年間
(b) 最初の搭乗が発行日から1年以内であることを条件に、かかる航空券による初回搭乗日から1年間。
4.4.2 旅行を始めた後に、病気により、有効期間内に旅行をすることができなくなった場合、航空券の有効期間は、その航空券に適用される運賃規則に従ってのみ延長することができます。
4.4.3 旅客が旅行中に亡くなった場合、旅客に同行する人の航空券は、最低滞在日数を放棄したり、有効期限を延長するなどして変更することができます。かかる変更は、有効な死亡証明書の受領に基づいて行われ、かかる有効期限の延長は、死亡の日付から45日以内であるものとします。
4.5 クーポンの順序と使用
4.5.1 航空券は1枚以上のフライトクーポンから構成されます。各フライトクーポンは、1つの区域に対し発行されます。たとえば、ストックホルム・ニューヨーク間往復の1枚の航空券は、ストックホルム・コペンハーゲン、コペンハーゲン・ニューヨーク、ニューヨーク・コペンハーゲン、コペンハーゲン・ストックホルムの4つの区域からなり、1つの航空券は4枚のフライトクーポンで構成されます。同じように、ストックホルム・コペンハーゲン、コペンハーゲン・ストックホルムのフライトは、コペンハーゲンでのストップオーバーにかかわらず、2つのフライトクーポンで構成されます。購入した航空券は、そこに記載されている輸送の順序でのみ有効となります。お客様が支払った価格は、当社の運賃に基づいており、選択した旅行日と旅行の順序に基づいて特別に計算されたものです。そのため、計算された価格は、航空券に記載されている旅行の順序のみに適用されます。これはお客様と当社の契約の重要な部分です。市場状況により、複数のフライトクーポンから構成される運賃は、個別のフライト部分よりも安くなる場合があります。これらのより安い運賃の不正使用を防止するため、航空機は、航空券に記載されている順序で区域を飛行することを旅客運送約款に定めました。
4.5.2 運送サービスのいずれかの要素を変更したいと希望される場合は、事前にご連絡いただく必要があります。不可抗力、病気、またはお客様に責任のないその他の理由もしくは障害により指定の順序で移動することができない場合でも、残りのフライトクーポンは有効性を維持するものとします。この場合、残りのフライトクーポンを記載されている順序で使用することができます。お客様が該当する理由に気づいてすぐ、またはかかる障害の終了後、かかる理由を当社にお知らせし、証拠を提示する必要があります。この場合、残りのフライトクーポンを記載されている予定の順序で使用することができます。
4.5.3 移動順序(4.5.1を参照)が固定された料金表を選択したお客様は、以下の点に注意してください。航空券の個別の区域の中で利用されないものがあった場合、または航空券が記載順序で使用されなかった場合で、かつ航空券の旅行データが特に変更されていない場合、当社は変更されたルートに従って運賃を再計算します。お客様は、これにより計算される新しい運賃に基づき、航空券の運賃規則と料金表に従って、実際のルートに対する支払いを行わなくてはなりません。新しい運賃は、ルートの変更を要請された日付に利用可能な運賃に基づいて計算されます。この運賃は、お客様が当初支払った金額より高くなることも低くなることもあります。
計算は、変更された旅行順序について予約されたクラスで利用可能な最安値に基づいて行われます。フライトに空席がない場合、当初の客室の最高運賃に基づき再計算されます。フライトに空席がない場合、当初の客室の最高運賃に基づき再計算されます。未使用のフライトクーポンの払い戻し可能な税金および料金は差し引かれます。差額を支払わなければ旅行できないことにご注意ください。
5.1 運賃
支払われる運賃は実際の出発地の空港から実際の最終目的地の空港までお客様を運送する費用の対価です。これは、お客様がフライトを予約した日に、航空券に表示されるフライトの日にちおよび旅程に適用される料金表に従って計算されます。運賃には空港間の陸上交通、または空港から都市の中心部までの陸上交通の料金は含まれません。運賃には航空会社が請求するサーチャージが含まれる場合があります。旅程または移動日を変更した場合、支払う運賃に影響する場合があります。
5.2 税金、手数料、料金
5.2.1 お客様は、航空会社および非航空会社の両方が請求するサーチャージを支払うものとします。購入時に適用された非航空会社が課すサーチャージで、チケットの搭乗時に減額または削除されたものは、払い戻しできません。
5.2.2 払い戻し可能な航空券をキャンセルした場合、航空会社および非航空会社の両方が請求するサーチャージが払い戻しされます。航空券の種類により、払い戻しから管理手数料が差し引かれる場合があります。払い戻し不能な航空券をキャンセルした場合、お客様は非航空会社が請求するサーチャージのみの払い戻しを受けることができ、かかる払い戻しから管理手数料が差し引かれる場合があります。
5.3 通貨
払戻し可能な航空券をキャンセルした場合、航空会社および非航空会社の両方が請求するサーチャージが払戻しされます。航空券の種類により、払い戻しから管理手数料が差し引かれる場合があります。払い戻し不能な航空券をキャンセルした場合、お客様は非航空会社が請求するサーチャージのみの払い戻しを受けることができ、かかる払い戻しから管理手数料が差し引かれる場合があります。
5.4 クレジットカードサーチャージ
クレジットカードによる予約には、予約の時点で指定されたサーチャージが適用される場合があります。この料金は、クレジットカードによる支払に伴う追加費用を賄うためのものです。特定の状況では、お客様は、クレジットカード会社より追加手数料を請求される場合があります。このような手数料に関しては、クレジットカード会社に問い合わせてください。
6.1 予約要件
6.1.1 当社または当社の指定代理店がお客様の予約を記録します。要請があれば、お客様にお客様の予約確認書をお渡しします。
6.1.2 特定の運賃には、予約を変更またはキャンセルしたり、払い戻しを要請する権利を制限または除外する条件が付きます。
6.2 航空券発券期限
当社または指定代理店が通知した指定の航空券発行期限までに航空券料金を支払わなかった場合、お客様の予約はキャンセルされる場合があります。
6.3 座席の割り当て
航空会社は、座席割り当ての要請にこたえるよう合理的な努力を行いますが、かかる座席について予約確認を行った場合でもなお、特定の座席の割り当ては保証できません。航空会社は随時、座席割り当てを変更する権利を留保します。これには、搭乗後、運航上、セキュリティまたは安全上の理由、および不可抗力による理由が含まれます。
6.4 座席予約には予約料金がかかる
有料の座席予約を行った場合は、特定の座席の種類(窓側、通路側、中間など)を確保する権利を与えられます。当社の強い勧めにより再予約を変更された場合、フライトの欠航の場合、または運航上、安全上、セキュリティ上またはその他の理由により当社により変更が行われ、お客様が希望の座席の種類が利用できなくなった場合、当社はお客様に予約の際に支払った金額を返金します。航空券の取り消しまたは再予約を行った場合、またはアップグレードを購入した場合、座席予約のために支払った金額は払い戻しされません。
7.1 チェックイン期限
チェックイン期限は、空港により異なり、旅行を容易にし、予約取り消しなどの事態を避けるために、チェックイン期限を確認する必要があります。
旅程に他の航空会社によるその後のフライトが含まれる場合は、これらのフライトについてのチェックイン期限を確認するのはお客様の責任です。
お客様は記載されているチェックイン期限までにチェックインプロセスを終了しなくてはならず、また旅行に必要なすべての手続きを行うことができるために、フライト時間よりも十分に早い時間に到着しなくてはなりません。それを怠った場合、またはチェックインに必要なすべての文書を提出しなかったために搭乗できなかった場合、当社は予約と予約座席を取り消すことができます。
本条の定めに従わなかったことによるお客様の損害については、当社は責任を負いません。
7.2 搭乗期限
お客様は、当社が指定した時刻に搭乗ゲートに来る必要があります。搭乗期限は、当社ウェブサイトに掲載されており、当社または指定代理店にお問い合わせいただくことで、ご確認いただけます。当社が指定した搭乗時刻に搭乗ゲートに来なかった場合、当社は予約と予約座席を取り消すことができます。本条の定めに従わなかったことによるお客様の損害については、当社は責任を負いません。
7.3 義務
お客様が本条の条件を遵守しなかったことに対し、当社はお客様に対し、いかなる義務(運送または払い戻しの義務がないことを含むがそれに限らない)も責任も負いません。
8.1 運送、チェックイン、搭乗を拒否する権利
当社は、合理的な裁量の行使のもとに、当社はお客様またはお客様の手荷物の運送を拒否することができます。ただし、当社のフライトでお客様を運送しないことを知らせる書面による通知をお客様に行い、かかる通知の日付以降いかなるときもそれは変わらないことを知らせていることを条件とします。お客様に関し次の1つ以上が発生した場合、または発生する可能性があると当社が合理的に考える場合においても、当社はお客様のチェックイン、搭乗、お客様自身またはお客様の手荷物の運送を拒否することができます。
(a) 適用される法、規則または命令に従うためにかかる行為が必要な場合
(b) お客様またはお客様の手荷物の運送が、他の旅客や乗務員を危険に晒す、もしくはその安全、健康に影響する、またはその快適さに大きく悪影響を及ぼす場合
(c) アルコールまたは薬物による機能障害を含む、精神的または身体的状態が、本人、他の旅客、乗務員または設備に対し有害性や危険を呈するものである場合
(d) 以前のフライトで不品行を行い、かかる行為が繰り返される可能性があると当社が考える理由がある場合
(e) セキュリティチェックを拒否した場合
(f) 適用される運賃、税金、手数料または料金を支払っていない場合
(g) 有効な渡航書類を持っていないように思われる場合、乗り継ぎのために立ち寄る、もしくは有効な渡航書類を持っていない国への入国を求める可能性がある場合、フライト中に渡航書類を破棄した場合、要請されたときに乗務員に渡航書類の提出を拒否した場合、または当社がその他の手段により、到達地の国または乗り継ぎのために立ち寄る国への入国を許可されないと考える理由がある場合
(h) お客様が不法に取得した航空券、当社もしくは指定代理店以外の組織から購入した航空券、紛失もしくは盗難に遭ったと報告のあった航空券、偽造航空券を提示した場合、またはお客様が航空券に氏名が記載されている人物であることを証明できなかった場合
(i) クーポンの順序と利用に関する、上記の第4.5条に規定されている要件を遵守しなかった場合、当社もしくは当社指定代理店以外によって発行もしくは何らかの形で変更されている航空券を提示した場合、または航空券が切断されている場合
(j) 安全またはセキュリティに関する当社の指示に従わなかった場合
上記のいずれかの理由により運送を拒否されたためにお客様が被ったいかなる損害についても、当社は責任を負いません。上記に従って当社がチェックイン、搭乗、または運送の拒否を決定した場合、お客様は、搭乗拒否に対する補償を受ける権利を留保しません。
9.1 お手伝いが必要な方(PASSENGERS WITH REDUCED MOBILITY, PRM)
お手伝いが必要な方(PRM)、疾病のある方、またはその他の支援を必要とする方の運送の受け入れは、事前に当社に登録する必要があります。ただし、適用される法律、規則、または命令によって別途要請されている場合を除きます。特別な要件を必要となる可能性のある、障害を持つお客様が、航空券発券の時点で当社に通知し、当社が受け入れた場合は、その後、かかる障害や特殊な要件を理由に航空会社により運送を拒否されないものとします。さらに当社は、旅客がかかる特別な要件について事前に当社に知らせていない場合でもなお、障害を持つ旅客に対し支援を提供するため、合理的なすべての努力を行います。妊娠中の旅客は事前の手配が必要となる場合があります。
9.2 サポート
特別なサポートは、かかる支援に関する当社の規則に従って実施され、この情報はいつでも当社ウェブサイトで閲覧でき、当社または当社指定代理店にお問い合わせいただくことで、いつでもご確認いただけます。
9.3 お子様の一人旅(Unaccompanied Minors, UM)
付き添いのいないお子様(UM)の運送の受け入れは、事前に登録する必要があります。悪天候やその他の例外的な状況により予定の到着地に着陸することが難しい可能性があることが出発前にわかっている場合、UMの運送は受け入れられません。
9.4 特別なお食事
旅客が特別な食事を必要とする場合、利用可能か否かについて、予約を行う(および/または予約を変更する)ときに、または特別な食事のために当社が発表している期限までに問い合わせる必要があります。そうしなければ、航空会社は、関連する特定のフライトでかかる特別な食事が利用可能であることを保証できません。
9.5 乳幼児
乳幼児とは、2歳の誕生日を迎えていない子供を指します。
旅客1名につき、機内に2名を超える乳幼児をお連れになることはできません。乳幼児1名は、16歳以上の同伴者1名と一緒に座る必要があります。乳幼児2名を同伴する旅行の場合、1名の乳幼児は大人の膝の上にのせて航空機のシートベルトで、もう1名は自動車用チャイルドシートの中に固定して安全を確保します。ただし、自動車用チャイルドシートが第9条8項に定める要件を満たしている場合に限ります。
機内の乳幼児の人数は、安全上の理由(酸素マスクの数、乳幼児用の延長安全ベルトの数、乳幼児の救命胴衣および救命ボート兼脱出シュートの数など)により制限されます
乳幼児とのご旅行に関する詳細情報は当社ウェブサイトでご覧ください。
9.6 妊娠中の旅客
妊娠中の旅客には次の規則が適用されます:
単胎妊娠の場合
出産予定日の4週間前までは、搭乗制限はありません。
出産予定日の4~2週間前
MEDIFの提出が必要
SASメディカルセールスの承認を得る必要があります
フライトの飛行時間が4時間を超えないこと。
出産予定日の2週間以内の場合、搭乗は許可されません。
双子またはそれ以上の多胎妊娠の場合
出産予定日の12週間前までは、搭乗制限はありません
出産予定日の12~4週間前まで:
MEDIFの提出が必要
SASメディカルセールスの承認を得る必要があります
フライトの飛行時間が4時間を超えないこと
出産予定日の8~4週間前までの場合、特別な事情がある場合に限り搭乗が許可されます
出産予定日の4週間以内の場合、妊娠中の旅客の搭乗は許可されません。
お客様は、ご加入の保険会社に、妊娠中にフライトを利用する場合、どのような補償が付与されるのかについて事前にお問い合わせください。詳細情報は当社のウェブサイトをご覧ください。
9.7 医療搬送(MEDA)
医療搬送は、9.1に記載された内容に加え、医療状態により、搭乗や降機、フライトの間に程度の異なる支援を必要とする旅客がご利用になれます。そのような旅客とは例えば以下を指します
(a) 足を骨折している/ギプスをはめている*
(b) 保育器に入っている
(c) 伝染病に罹患している
(d) 妊娠後期である
医療搬送の場合は、常にMEDIFフォームを使用してSASメディカルセールスに依頼し、承認を得ることが必要です。承認されると、SASはお客様の予約データ(PNR)に確認のメモを付け加えます。
MEDAの旅客は「PRM」の範疇にも入ります。
9.8 自動車用ベビーシート/チャイルドシート
SASでは、航空機での使用について検査および承認がなされたことを示すラベルが付けられている自動車用チャイルドシートであれば、すべてをご利用いただけます。
旅客は、乳幼児や子供に同伴する、責任を果たすことのできる大人がすべての安全および取り付けに関する指示に注意深く従う場合は、自分自身の自動車用チャイルドシートを持ち込むことができます。客室乗務員は、不適切に取り付けられた自動車用チャイルドシートについて使用を禁じます。
自動車用チャイルドシートは、メーカーの仕様に応じて、進行方向と同じ前向きまたは反対向きに設置するものとします。
ブースターシート(独自の拘束装置のない自動車用チャイルドシート)はご利用いただけません。リジッドバーの下部固定装置(ISOFIXまたは同等品)でなければ装着できない自動車用チャイルドシートはご利用いただけません。
10.1 無料受託手荷物許容量と超過手荷物
お客様は、以下の項に記載された当社の規定と制限、さらに当社のウェブサイトでの規定の範囲内で手荷物を無料で携行することができます。無料受託手荷物許容量を超える場合には、超過手荷物運送料金の支払いを求められます。これらの料金は、当社ウェブサイトに記載されています。
10.2 見知らぬ人の手荷物
お客様はすべての手荷物の内容について完全に熟知しなくてはならず、第三者から預けられた物品または手荷物を受託手荷物または持込手荷物の中に入れて運ぶことを拒否する必要があります。
10.3 禁止品
10.3.1 お客様は手荷物の中に、出発、到達、乗継国、または航空機がその上空を飛ぶ国において適用される規則により運送が禁止または制限されている物品を含めないものとします。これには特に以下が含まれます。
(a)該当する場合は、国際民間航空機関(International Civil Aviation Organization, ICAO)および国際航空運送協会(International Air Transport Association, IATA)の危険物規則書(Dangerous Goods Regulations, DGR)ならびに航空会社の規則で指定されている、航空機、および搭乗している人や資産を危険に晒す恐れのある物品(要請により航空会社から追加情報を入手できます)。これらの物品には、アスベスト、爆発物、加圧ガス、酸化性物質、放射性物質、磁性体、引火性物質、有害物質または腐食性の物質、および空輸により健康、安全、資産を大きな危険に晒す品物、液体、またはその他の物質が含まれますがそれらに限りません。
(b) 航空会社の合理的な意見において、特に使用する航空機の種類を考えた場合に、その重量、大きさ、不快臭、外形、または壊れやすい、もしくは腐りやすい性質のため運送に適さない物品。これらの物品についての情報は、要請があれば旅客へ提示されます。
(c) 狩猟やスポーツを目的としていない銃器や銃弾は、貨物または受託手荷物として容認されるには、銃弾が装てんされていない状態にし、かつ適切に梱包し、安全装置をかける必要があります。弾丸の運送は、上記のパラグラフ(a)に記載のICAOおよびIATAの規則が適用されます。
(d) 攻撃と防御の両方に使用できる刀剣、槍類の武器、およびエアゾール、アンティークの武器、武器のレプリカ、刀、ナイフ、この種のその他の武器。この種の武器は、どのような場合も客室内で輸送することはできません。それにもかかわらず、それらは、航空会社が容認した場合は貨物または受託手荷物の中に含めることができます。
(e) 10.10の規定以外の生きている動物。
10.3.2 さらに、機内持込手荷物として輸送できない禁止品についての追加情報は、当社のウェブサイトに記載されています。これには液体およびゼリー状の物ならびに尖った、または刃の付いた武器、鋭利な物体、鈍器およびライターの運搬が含まれますがそれらに限定されません。
10.3.3 本10.3.3は、アメリカ合衆国が、出発地、目的地、予定寄航地のいずれにも含まれない運送にのみ適用されます。上記の10.3.1~10.3.2の制限に加え、出発地、目的地、予定寄航地のいずれにもアメリカ合衆国が含まれないフライトにおいては、受託手荷物に、壊れやすいもの、腐りやすいもの、金銭、鍵、処方薬、眼鏡/サングラス、ボトル、カメラ、宝石類、貴金属、コンピュータ、個人用電子機器、携帯電話、楽器、流通証券、有価証券またはその他の有価物、ビジネス書類、パスポート、またはその他の身分証明書、またはサンプルを含むがそれらに限らない特別な価値を持つ物品を含めることはできません。第10.3 条に記載されている物品が禁止されているにもかかわらず受託手荷物に含まれている場合は、当社は、かかる物品の紛失、遅延または破損に責任を負わないものとします。
10.4 運送拒否権
10.4.1 第10.3条に従って、当社は、第10.3.1条および第10.3.2条に記載された物品を手荷物として運送することを拒否し、発見された場合はかかる物品のその後の運送を拒否することができます。
10.4.2 当社はその合理的な判断において、そのサイズ、形状、重量、内容、性質により、または安全上もしくは運航上の理由により、または他の旅客の快適さのために、運送に適さないと見なした場合、任意の物品を手荷物として運送することを拒否することができます。許容できない物品についての情報は、要請に応じて入手いただけます。
10.4.3 手荷物の運送は、当社の合理的な意見において、通常の条件ならば破損しないで到着するよう相応しい容器内に、適切かつ堅牢に包装されていない場合、拒否することができます。
10.10.4 第24条により、カナダ発着のフライトでの介助動物の搭乗が規制されています。
10.5 旅客と手荷物の調査
お客様が、10.3において許容されない物品や10.3に従って提示されていない物品があるか否かを判定するための身体検査や荷物検査の実施要請に従わない場合は、当社はお客様およびその手荷物の運送を拒否することができます。またそのような場合に、当社は本旅客運送約款に従ってお客様に払い戻しする以外に、お客様にいかなる責任も負わないものとします。
10.6 受託手荷物
10.6.1 チェックインするため当社に届いた手荷物は、到着と同時に、当社で預かります。
10.6.2 受託手荷物には次の一般条件が適用されます:
(a) すべての受託手荷物の最大重量は32kgです。
(b) すべてのお預け手荷物の最大寸法は158cm(縦、横、高さの合計)です。
(c) 旅客1名につき、受託手荷物は9個まで預け入れ可能です。超過手荷物料金は、適用される無料の受託手荷物許容量に含まれない、追加の手荷物に対し徴収されます。
10.6.3 チェックインするため手荷物を提示する際、お客様は以下を行う必要があります。
(a) 手荷物にお客様のお名前またはその他の確認できるものを付けている
(b) 10.4.2に基づく運送拒否を避けるために、当社ウェブサイトに詳しく記載されているとおりにすべての手荷物を適切に梱包してください。
10.6.4 受託手荷物は可能な限り、お客様と同じ航空機で運送します。ただし、安全上、セキュリティ上、または運航上の理由から別のフライト(可能な場合は次のフライト)で輸送することを当社が決定した場合はこの限りではありません。お客様の受託手荷物が後続のフライトで運送された場合、適用法によりお客様が通関手続きに立ち会うことが求められない限り、当社が手荷物をお客様に配送します。第17条(損害賠償責任)への影響はありません。
10.6.5 タイヤ、冷蔵庫、テレビなどの物品(ただしこれらに限らない)は、貨物として輸送する必要があり、受託手荷物の最大重量およびサイズの制限を満たしている場合でも、受託手荷物として輸送することができません。
10.7 価額の特別申告
(a) 破壊、紛失、損害、または遅延の場合に条約に定義される賠償限度額を超える価額のすべての受託手荷物に関し、旅客は出発前に保険に加入するか、または航空会社に手荷物を引き渡す際に、一定金額以下の価額の特別申告を行うことができます。この場合旅客は、要請により、知らされるサーチャージを支払う必要があります。補償は第17条の規定に従って支払われます。
(b) 航空会社は手荷物とその内容の価額について、申告された価額の適切性を確認する権利を留保します。
(c) 旅客は、チェックイン期限までにすべての価額の特別申告を航空会社に行う必要があります。旅客が上記の時間制限を守らなかった場合、航空会社は価額の特別申告を拒否する場合があります。航空会社はまた申告水準の上限を設定することができます。航空会社はまた、破損の場合に、申告された金額が到着時点の真の価額よりも高額だったことを証明する権利を留保します。
(d) 旅客は、本条に記載される価額の特別申告とサーチャージに関するすべての関連情報を取得することができます。
10.8 持込手荷物
10.8.1 ヨーロッパ域内のSAS Go Lightを除くあらゆる種類の航空券の場合、お客様は、次の諸条件を満たす機内持ち込み手荷物を1個と追加の身の回り品1個(ハンドバッグまたはノートパソコン)をお持ちになれます:
(a) 機内持ち込み手荷物1個の最大サイズは55㎝ x 40cm x 23cm(高さx幅x奥行き)です。
(b) ハンドバッグまたはノートパソコンの最大サイズは40cm x 30cm x 15cm(高さx幅x奥行き)です。
(c) 最大重量は8kgです。
ヨーロッパ域内のSAS Go Lightの場合、ハンドバッグ1つまたはノートパソコン1台を無料でお持ちになれます。機内持ち込み手荷物1個の購入が可能です。上記の重量およびサイズ制限が適用されます。
10.8.2 航空機内へ持ち込むことのできる手荷物は、お客様の前の座席の下に入る大きさか、または航空機の客室内にある、頭上の備え付けのコンパートメントに入る大きさでなくてはなりません。手荷物をこのような形で保存できない場合、または重すぎる場合、または何らかの理由から安全ではないと判断された場合、それらは受託手荷物として、または貨物室で運送する必要があります。他の航空会社がフライトを運航している場合、異なる条件が適用される場合があります。
10.8.3 航空機の客室の頭上の備え付けコンパートメントに入れて運送することが不適切な物品(楽器など)および10.8.1の要件を満たさない物品は、お客様が事前に通知し、当社によって許可を与えられている場合にのみ、客室部分での運送が認められます。このサービスのため別途料金が請求される場合があります。追加情報はここに記載されています。
10.8.4 お客様は客室に持ち込んだ私物と持込手荷物に責任を負います。私物または持込手荷物の盗難、紛失、または破損があった場合、当社は当社または当社のスタッフもしくは代理人の側に不正行為があったことが証明された場合にのみ責任を負い、かかる賠償責任は本旅客運送約款の第17条に定義された金額に限定されます。
無料の機内持ち込み手荷物許容量に関する詳細情報は、当社のウェブサイトでご覧ください。
10.9 受託手荷物の配送
10.9.1 目的地またはストップオーバーにおいて回収可能となり次第、お客様にはご自分の受託手荷物を回収する責任があります。
10.9.2 本旅客運送約款に基づき当社に支払われるべき金額の未払い分の支払いと同時に、当社は手荷物預り証の持参人に受託手荷物を引き渡すものとします。
10.9.3 受託手荷物の請求者が手荷物預り証を提出することができないが、発行された手荷物タグにより手荷物を特定した場合、お客様が手荷物に対する権利を当社が納得するよう証明することを条件に、当社はそのお客様に手荷物を引き渡します。
10.9.4 手荷物が回収可能となってから3カ月以内に回収されない場合、当社はお客様に責任を負うことなくかかる手荷物を処分することができます。
10.10 ペットと補助犬
10.10.1 客室内での動物(短頭種でない犬猫のみ)の運送は、当社の事前の明示的な同意が必要で、以下が条件となります。
(a) 運送可能な動物の数は、10.10.fに記載された動物を除き、フライトあたり、および旅客1名あたり制限があります。10.10.1に記載された動物は、特定のサービスクラスでのみ許可されます。
(b) 現行の規制に従い、特定の種類の動物の運送は禁止されています。これらの種類に関する情報は、要請すれば、航空会社またはその指定代理店および当社のウェブサイトから入手できます。
(c) 旅客はその動物に関し、出発地、到達地、経由地の国の当局が要請するすべての有効な文書を提出できる必要があります。これには特にパスポート、健康およびワクチン接種証明書、および入国または乗継許可証が含まれます。航空会社は、必要書類がない動物の運送に同意しません。
(d) 目的地によっては、動物の運送には、特に年齢、体重、健康チェックなど条件がつくことがあり、旅客はこの情報を航空会社から取得することができます。
(e) 動物とそのコンテナは、手荷物許容量には含まれません。旅客はサーチャージを支払わなくてはならず、その条件については航空会社から入手できます。
(f) お手伝いが必要な方に同伴する介助犬、およびそのケージ(該当する場合)は、適用される手荷物許容量に追加して、SASまたは運航航空会社の規則に従って無料で運送されます。航空会社の規則は、要請していただくことで入手できます。SASのフライトでは、感情支援動物の搭乗が認められていません。
(g) 必要書類の不足している、無効である、または偽物である場合、または動物を運ぶためのコンテナが10.10の規定を満たしていない場合、それらの不備の結果により(動物が国、州、区域への入国または通過を拒否された場合に)、航空会社は運送する動物の怪我、紛失、遅延、疾病または死亡に対し、責任を負わないものとします。ただし、それが航空会社の重大な過失または意図的な不正行為によってのみ発生している場合を除きます。適用される規則に従っていない動物を連れている旅客は、かかる状況により航空会社に発生した罰金、損失、補償およびすべての費用と損害を賠償する必要があります。航空会社は常にその裁量において適切であると考える追加の条件を設定する権利を与えられるものとします。
(h) 旅客は、動物の運送に関するすべての関連情報および特に上記に規定されるサーチャージについて、航空会社およびその指定代理店ならびに当社のウェブサイトから取得することができます。
10.10.2 貨物室で運送されるペットは、IATA承認の堅牢なプラスチックまたはファイバーグラスのキャリーケージに入れる必要があります。
10.10.3 その他の動物は、ご旅行中、貨物室でお預かりします。
10.10.4 第24条により、カナダ発着のフライトでの介助動物の搭乗が
規制されています。
10.11 機内持ち込み手荷物としての楽器
10.11.1 客室内にある頭上の備え付けのコンパートメントまたは前の座席の下に入る大きさの楽器は、10.1に指定された大きさの要件に当てはまるものであれば、機内持ち込み手荷物として客室に持ち込むことができます。楽器ケースは機内持ち込み手荷物1個とみなされます。
10.11.2 楽器はフライトの間中、頭上のコンパートメントまたは前の座席の下に収納されている必要があります。
楽器の預け入れ
10.11.3 無料の機内持ち込み手荷物のサイズや重量を超過する楽器は、受託手荷物として預け入れる必要があります。そのような楽器は、側面が強固なケースに収納する必要があります。また、受託手荷物の料金が適用されます。
10.11.4 SASでは、以下の条件を満たす場合、楽器を置くための追加のお座席を購入するオプションもご用意しています。
サイズが90 x 20 x 10 cmから150 x 50 x 35cmの範囲内であること。
重量が75kgを超えないこと
持ち手にシートベルトを通して楽器を安全に固定できる、ハードケースまたは箱に入っていること。
追加のお座席の料金は、フライトの運賃および予約クラスにより異なります。
10.11.5 一部の楽器には、超過手荷物、重量またはサイズ超過の料金が適用される場合があります。
お客様が搭乗を拒否されたり、フライトが欠航または2時間以上遅延した場合、当社は、補償および支援に関する権利も含め、お客様の権利に関する情報を提供します。
11.1 スケジュール
11.1.1 時刻表に表示されるフライト時刻および便名は、いかなる拘束力も持たず、航空会社が提供するフライトを旅客にお知らせすることのみを目的としています。当該フライト時刻および便名は、発表日から旅客の出発日までの間に変更されることがあり、旅客と航空会社との契約の一部を構成するものではありません。
11.1.2 航空券に記載されたフライト時刻および便名は、運送契約の不可欠な一部を構成するものとみなされます。ただし、航空会社の管理できない理由によりこれらに変更が生じる場合があります。
11.1.3 出発予定時刻までにフライト時刻および便名が変更された場合、航空会社またはその指定代理店は、これらの変更について旅客にEメールで通知いたします。航空会社は、プッシュ通知とテキストメッセージで旅客に通知する場合もあります。旅客は、その責任において、正しい連絡先情報を航空会社に提供するものとします。
11.2 フライトの欠航と遅延
11.2.1 航空会社は、旅客とその手荷物の運送における遅延を避けるため必要なすべての合理的な手段を講じます。フライトの欠航または遅延の影響を軽減するために、航空会社は、代替航空会社より自社に代わって運航されるフライトおよび/または代替航空機その他の交通手段を手配する場合があります。
11.2.2 フライトの欠航や遅延の場合、航空会社は適用される規則のすべての条項を実施します。遅延や欠航の場合の旅客の権利に関する情報は、航空会社およびその指定代理店ならびに当社のウェブサイトから入手できます。
11.3 搭乗拒否と搭乗クラスのダウングレード
11.3.1 旅客が有効な航空券を持ち、必要な時間枠と条件に従ってチェックインカウンターと搭乗ゲートに到着したにもかかわらず、航空会社がオーバーブッキングのために、旅客に座席を提供できず、搭乗拒否を行うことを決定した場合、航空会社は旅客に対し適用される関連規則に従って補償を行うものとします。
11.3.2 旅客が購入した航空券よりも低いサービスクラスにダウングレードされた場合には、航空会社は適用される関連規則の条件に基づき、運賃の差額を払い戻しします。搭乗拒否やダウングレードの場合の旅客の権利に関する情報は、航空会社またはその指定代理店および当社のウェブサイトから入手できます。
11.3.3 自主的な搭乗拒否に対する補償は、影響を受けた旅客と運航する航空会社の間で合意された条件に従って支払われます。当社はまず、空港におけるセキュリティ上および/または運航上の制約を条件として、予約を放棄する用意のある志願者を(ゲートでの案内により)募ります。
11.3.4 一般的な指針として、座席の過剰販売が生じたフライトで旅客を減らす場合には、各サービスクラスへの十分な注意を払うとともに、お手伝いが必要な旅客、また乗り継ぎ便、年齢の若い旅客、妊娠中の旅客、あるいは疾病のある旅客への配慮をします。
11.4 フライトの搭乗拒否、欠航、長時間の遅延の場合の補償
11.4.1 損害、補償、欠航、遅延、搭乗拒否に関する規定は、条約と、適用される場合は規則(欧州委員会)261/2004に規定されています。規則(欧州委員会)第261号に基づくお客様の権利については、当社のウェブサイトを参照してください
11.4.2 ご予約便への搭乗を拒否された場合、またはご予約便の欠航もしくは2時間以上の遅延が発生した場合は、チェックインカウンターまたは搭乗ゲートにて、お客様の権利、特に補償と支援について記載された案内をご請求ください。
11.5 カナダ発着のフライトまたはカナダ発着のフライトとの接続便の欠航、遅延、および搭乗拒否
搭乗拒否、遅延、および欠航の発生時に旅客が有するAPPRに基づく権利に関する情報は、航空会社およびその指定代理店ならびに当社のウェブサイトから入手できます。
12.1 一般規定
12.1.1 当社は航空券やその未使用の部分について、適用される運賃規則または料金表に従って以下のとおり払い戻しを行います。
(a) 本条に別段の規定がない限り、当社は、航空券に名前の記載されている人または航空券代金の支払いの十分な証拠の提示により、かかる支払いを行った人のどちらかに対し、払戻しを行うことができるものとします。
(b) 航空券に名前が記載される旅客以外の人が航空券代金を支払い、航空券に払戻しの制限がある旨が記載されている場合、当社は航空券代金を支払った人に対し、またはその人の命令があった場合にのみ払戻しを行うものとします。
(c) 航空券を紛失した場合を除き、払戻しは、航空券および未使用のフライトクーポンの引き渡しに対してのみ行われます。
SASが払戻しを処理するには、お客様の払戻し申請書をSASに提出していただく必要があります。
12.2 旅客都合以外の払戻し
12.2.1 お客様が第11条に基づく払い戻しの権利を与えられる場合、払戻金額は以下のとおりになるものとします。
(a) 航空券がまったく使用されていない場合、支払われた運賃と同額
(b) 航空券の一部が使用されている場合、払戻しの額は、適用される法に基づいて計算され、支払われた運賃から、航空券が使用された2地点間に適用される運賃を差し引いた金額以上となります。
12.3 旅客都合による払い戻し
12.3.1 第12.2条に規定される以外の理由で航空券を払戻す場合、払戻しの額は、以下のとおりとなるものとします。
(a) 航空券がまったく使用されていない場合、支払われた運賃から、妥当なサービス料とキャンセル料を差し引いた金額
(b) 航空券の一部が使用されている場合、払戻し額は、支払われた運賃から、航空券が使用された2地点間に適用される運賃と、妥当なサービス料および/またはキャンセル料を差し引いた金額
12.4 紛失した航空券の払い戻し
12.4.1 航空券またはその一部を紛失した場合、妥当な管理手数料の支払いと同時に、航空券の有効期間が切れてから実行可能な限り早期に、以下の条件で払い戻しが行われます。
(a) 紛失した航空券またはその一部が使用されていない、以前に払戻しを受けていない、交換を受けていないこと。ただし、当社の過失の結果、第三者による、または第三者に対する利用、払戻しまたは交換が行われた場合を除きます。また、払戻しを受ける人が、不正行為の場合、および/または紛失した航空券またはその一部が第三者により使用された場合はその範囲内において、当社が指定することがある形式で、払戻し金額を当社に返済することを約束すること(当社の過失による第三者による不正行為や利用を除きます)。
(b) 当社または当社の指定代理店が、航空券またはその一部を紛失した場合、その紛失は、当社の責任となるものとします。
12.5 払い戻しを拒否する権利
12.5.1 航空券の有効期限後6カ月以上経過してからの払い戻しの申請は拒否される場合があります。
12.5.2 当社に対し、または政府職員に対し、ある国を出発する意図を示す証拠として提示された航空券については、お客様がその国にとどまる許可を得ていること、または別の航空会社もしくは他の交通手段を用いてその国を出発する予定であることを、当社が納得できる形で証明しない限り、払い戻しを拒否する場合があります。
12.6 通貨
すべての払い戻しには、その航空券が当初購入された国と払い戻しが行われる国の政府の法律、規則、規制、条例が適用されます。前項の規定を条件に、払い戻しは通常、航空券が支払われた方法および通貨で行われますが、当社の合理的な裁量により他の通貨で行われる場合もあります。
12.6.1 カナダ発着のフライトまたはカナダ発着のフライトとの接続便に関連して当社が補償を行う必要がある場合は、金銭(現金または銀行振込)によって行います。ただし、以下に該当する場合は、ほかの方法(商品券など)で補償を行えるものとします。
金銭以外の方法による補償の金銭的価値が必要な最低補償額を上回る場合。
当該方法による補償の金銭的価値を書面でお客様に通知し、
当該方法による補償が有効であり、かつ
金銭で補償を受ける権利を有する旨を知らされていること、およびほかの方法による補償を選択したことについて、お客様から書面で確認を得た場合。
詳細については、第24条をご覧ください。
12.7 航空券の払い戻し実施者
任意の払い戻しは、当初その航空券を発行した航空会社またはその指定代理店によってのみ行われます。
13.1 一般規定
当社の合理的な見解において、お客様の航空機内での、または搭乗時の行動が、航空機または人や資産を危険にさらすものである場合、または乗務員もしくは地上スタッフの職務遂行を阻害するものである場合、または安全、喫煙、アルコールやドラッグの消費に関するものを含むがそれに限らない乗務員や地上スタッフの指示に従わない場合、または他のお客様や乗務員もしくは地上スタッフの不快、不便、損害、または怪我の原因となる行動である場合、当社は、拘束を含む、かかる行動の続行を防止するために合理的に必要とみなす手段を講じる場合があります。お客様は任意の地点で降機させられ、今後の運送を拒否され、航空機内で行った犯罪に対し訴追される可能性があります。さらに、お客様は当社から要求があった場合、お客様のそのような行動に関連して当社に発生した費用および/または損失を当社に賠償するものとします。
このような行動により、追加の清掃、除染、修理または遅延*の費用が発生する場合、当社は以下の基準額をお客様にお支払いいただきます。
清掃/除染費用 – 150ユーロ
修理費用 – 300ユーロ
遅延関連費用 – 500ユーロ
喫煙関連費用 – 500ユーロ
*お客様の行動により、出発便に軽微な遅延または重大な遅延が発生した場合。
さらに、45ユーロの事務手数料をお支払いいただきます。
SASは、請求額が上記の基準額を超える場合、実費を上限として計算し、お客様にお支払いいただく権利を留保します。お客様は、ご自身の行動に起因または関連するすべての請求、責任、損害、費用および経費(合理的な弁護士費用を含みますが、これに限定されません)について、SASを免責することに同意することとします。
13.2 機内での写真および動画撮影またはSAS社員の地上での写真および動画撮影
同意がない限り、SAS社員または乗務員の写真および動画撮影は禁止されています。機内および地上での写真および動画撮影は、特にプライバシー権に関し、被写体となる乗客、SASの乗務員または社員の権利が保護および保証される場合にのみ許可されます。機内での写真および動画撮影は、乗務員の指示によりいつでも禁止されることがあります。
13.3 電子機器
安全のため、または規制上の理由から、当社は、電子機器の運送を禁止または航空機上での電子機器の操作を制限する場合があります。電子機器には携帯電話、電子タバコ、ノート型パソコン、ポータブルレコーダー、ポータブルラジオ、ポータブルミュージックプレーヤー、電子ゲームまたはラジコンのおもちゃ、無線通信機その他の個人用電子機器を含む送信装置が含まれますがそれらに限りません。補聴器および心臓ペースメーカーの利用は許可されます。フライトモード機能のある電子機器には例外が適用される場合があります。フライトモードは離陸前に有効にする必要があります。
14.1 一般規定
当社がお客様に航空機による運送以外のサービスを提供するよう第三者に手配した場合、または当社がホテルの予約やレンタカーなどの第三者により提供される交通やサービス(航空機による運送以外)に関するチケットやバウチャーを発行した場合、その行動において当社はお客様の代理人としてのみ行動しています。このような状況では、第三者サービス提供会社の条件が適用されます。かかる手配に関し、またはかかる追加サービスの提供または提供しないことにおける作為・不作為に関し、当社はお客様に対し何らの責任も負いません。ただし、かかる手配を行った際の当社の側の過失についての責任を除き、このような責任については、第17条の規定が適用され、それにより制限されるものとします。
14.2 陸上交通
当社がお客様に陸上交通も提供する場合、かかる交通には他の条件が適用される場合があります。
15.1 一般規定
15.1.1 旅客はその責任において、自分の旅行、該当する場合はお子様および/または自分が責任を負う旅客および/または同行する動物の旅行に必要となるすべての特定の文書、査証、および許可証を調達する必要があり、また出発地、到達地、経由地の法律(法律、規則、決定、要件、条款)のすべての条項および航空会社の規則とそれらに関する指示に従う必要があります。
15.1.2 当社は旅客が15.1.1に記載される義務を遵守しなかったことに起因するその旅客の結果に責任を負わないものとします。
15.2 渡航書類
出発に先立ち、お客様は、関係国の法律、規制、条例、要求、またはその他の要件により求められる出国、入国、健康状態、およびその他のすべての文書を提示し、当社がそのコピーをとり保管することを許可する必要があります。お客様がこれらの要件を遵守しなかった場合や渡航書類が整っていないように思われる場合、またはお客様がそのコピーをとることを当社に許可しない場合、当社は運送を拒否する権利を留保します。
15.3 入国拒否
お客様が入国を拒否された場合、お客様は、関係政府が当社に科した罰金や課徴金、およびお客様がその国から移動するための交通費を支払う責任があります。当社は、入国拒否または拒絶の処置がとられた地点までの運送につき収受した運賃を払い戻しません。安全と秩序のため、乗務員および/または警備の警官は、旅客の出発地またはその他の場所へのフライト中、旅客の関連渡航書類を保管することができます。
15.4 罰金、収容費などについての旅客の責任
お客様が関係国の法、規制、命令、要求、またはその他の渡航要件に従わなかったために、または必要書類を提出しなかったために、当社がなんらかの罰金または違約金の支払いを求められたり、支出が生じた場合、お客様は要請があり次第、このような形で支払われたり、生じた支出を、それらが当社の過失により生じたものでない限り、当社に返済するものとします。かかる支払いまたは支出に対し、当社はお客様の航空券の未使用部分の価額や、その他当社が保持するお客様の資金を充てることができます。
15.5 税関検査
要請された場合、お客様は、通関またはその他の政府職員によるお客様の手荷物検査に立ち会うものとします。このような検査の過程において、または本要件の不遵守により、お客様が被る損失や損害に対し、当社は責任を負いません。旅客はSASに対し、旅客の側の作為・不作為、または過失がSASの損害の原因となった場合にSASに賠償するものとします。
15.6 保安検査
旅客は政府または空港当局が要求するセキュリティ(および安全)チェックに加えて、航空会社が要求するかかるチェックを受けることを求められます。航空会社は旅客の運送の拒否に対し責任を負うことはできず、かかる拒否が適用される法規制および/または要件によって保証されているという合理的な見解に基づいている場合は、特に責任を負うことができません。
16.1 複数の航空会社により運行されるフライト
単一の航空券または連続航空券に基づき複数の相次航空会社によって実施される航空運送は、交通手段に対する条約の適用を決定するために、1つの運航を構成するとみなされます。
16.2 責任
航空会社が航空券を発行した場合、または航空券もしくは連続する運送のために発行されている連続航空券上でその航空会社が最初に指定されている場合、その航空会社は他の航空会社が実施する運送部分に対し責任を負わないものとします。17.1.1 (b) も遵守してください。
17.1 一般規定
お客様の旅程に関与する各航空会社の賠償責任は、各航空会社の旅客運送約款により決まります。第3条に基づき、当社が、航空券のフライトまたはフライト部分の航空会社の欄に他の航空会社の航空会社指定コード(SKではない)を含む航空券を発行する場合、または当社が他の航空会社の運送手荷物をチェックインする場合、当社は、その別の航空会社の代理店として行っているだけであり、その運送に対しいかなる責任も負わない点に注意してください。
当社の賠償責任規定は以下のとおりです。
17.1.1 本書に別段の記載がない限り、本書に基づく運送には、たとえかかる運送が、条約の適用が義務付けられる国際運送でない場合でもなお、条約によって定められた賠償責任に関する規定が適用されます。
(a) 損害に対し当社が負う賠償責任は、適用法に従ってかかる損害の原因または一因となったお客様側の過失により、減殺されます。
(b) 当社は、航空券の航空会社欄に当社の航空会社コード(SK)が記入されているフライトまたはフライト部分の運送中、および/または当社が運航するフライトまたはフライト部分の運送中に発生した損害に対してのみ責任を負います。他の航空会社がフライトを運航している場合は、お客様は苦情または損賠賠償請求を当社またはその航空会社のどちらかに申し立てる権利を保持します。受託手荷物に関しては、お客様は最初または最後の航空会社に請求を行うことができます。
(c) 当社は、適用法または政府の規則および規制、条例または要件に従うために生じた、またはお客様がそれらに従わなかったために生じた損害に対し、責任を負いません。
(d) 当社が条約に従ってお客様に対し損害賠償責任を負う場合は、当社の賠償責任は、文書化された損失に対する損害賠償責任に限られます。お客様は支出と損失を限定する責任があります。
(e) 当社は、お客様の年齢、精神的もしくは肉体的状態またはかかる状態の深刻化に起因する死亡を含む疾患、怪我、障害に対し責任を負いません。ただし、かかる疾患または深刻化が搭乗中または搭乗もしくは降機の際に発生した事故の結果による場合を除きます。
(f) 当社の損害賠償責任は、お客様の関連書類の提出が条件となります。これには該当する場合は、購入日と購入価格の記載された購入証明書が含まれます。手荷物の損害賠償責任については減価償却分が差し引かれます。
(g) 本旅客運送約款と損害賠償責任の除外または制限を含む、運送契約は、当社指定代理店、使用人、社員、および代理人にも当社と同様に適用されます。当社およびかかる指定代理人、使用人、社員および代理人から回収可能な金額の合計は、存在する場合、当社の損害賠償額を上回らないものとします。
(h) 本書に別段の規定がある場合を除き、当社は証明された直接の損失に対する回復可能な補償的損害賠償に対してのみお客様に責任を負うものとし、さらに適用法が許す範囲で、お客様は、当社が間接的、結果的、またはその他あらゆる非補償的損害の形態に対し責任を負わないものとすることに同意します。
17.2 手荷物
17.2.1 条約の第17条に従い、航空会社は、受託手荷物の紛失または破損を生じさせた事象が機上で発生したか、または航空会社が受託手荷物を預かっている期間中に発生した場合のみ、受託手荷物の紛失または破損により生じた損害に対し責任を負います。
米国内または米国からの受託手荷物は、運輸保安局によるスクリーニングを受ける必要があります。手荷物がロックされている場合、運輸保安局がロックを解除して検査を実施する場合があります。SASは、運輸保安局に起因する損害または損失について、一切の責任を負いません。
17.2.2 航空会社は、手荷物の破損が、手荷物の性質または固有の欠陥、品質、または弱点によるものの場合、手荷物の破損に対し責任を負わないものとします。手荷物またはそこに含まれる物品が他の人や航空会社に損害を与えた場合、旅客は航空会社に対し、結果として被ったすべての損失および発生した費用を賠償しなくてはなりません。
航空会社は、適切に梱包されていない物品に対し一切責任を負いません。
17.2.3 手荷物の破壊または紛失または破損の場合の航空会社の損害賠償責任は、旅客あたり1,288 SDRに制限されるものとします。10.7 に基づいて、より高い価額が申告されていた場合、航空会社の損害賠償責任は申告された価額に制限されるものとします。ただし、航空会社が引き渡しの時点に、かかる価額が旅客の真の価額よりも高いという証拠を提出できれば、この限りではありません。
機内への持ち込みが許された持込手荷物については、航空会社は、航空会社、その使用人または代理人による過失が証明される場合のみ責任を負うことができます。
17.2.4 お客様の受託手荷物の価額が当社の損害賠償限度額を超える場合は、チェックイン時に当社にそのことを伝えるか、または旅行前に受託手荷物を完全に保険対象としてください。
17.2.5 当社は、運送中の通常の摩耗の結果生じる手荷物への表面的および/または外面的破損に対してはいかなる責任も負わないものとします。
17.2.6 必需品の請求は、お客様が自宅以外に滞在しており、すべての支出の証拠がある場合のみ有効となります。
17.2.7 この条件は、カナダ発着のフライト、またはカナダ発着のフライトとの接続便をご利用になる場合にのみ適用されます。
手荷物の破損、遅延、紛失が発生した場合、SASは、支払われた手荷物料金を旅客に払い戻します。
17.3 人身傷害など
17.3.1 第17.3.2条に記載するものを除き、旅客の死亡または傷害の場合の当社の賠償責任は法または条約またはその他にどのように定義されるかにかかわらず、いかなる上限額も適用されないものとします。
17.3.2 旅客の死亡または傷害の場合、その損害が当社または当社の使用人または代理人の過失または不正な作為・不作為が原因でないこと、または第三者の過失またはその他の不正な作為・不作為のみによるものであることを当社が証明できた場合は、当社の損害賠償責任は旅客1人あたり128,821 SDRを超えないこととします。
17.3.3 本17.3.1と17.3.2は、その主張にかかわらず社会保険または類似の団体により行われた請求には適用されないものとします。当社は、お客様またはお客様の扶養家族に対し、回復可能な補償的損害賠償額を社会保険または類似の団体から受け取る支払いに加えて補償します。
17.3.4 本書のいかなる規定も、故意に損害を生じさせ、それにより死亡、負傷またはその他の傷害を招いた人により、その人を代理して、もしくはその人に関して提起された請求に関する当社の権利に影響を及ぼすとみなされません。
17.3.5 当社は、補償の権利を与えられた自然人が特定されてから遅滞なく、いかなる場合も15日以内に、被った困難さに比例した差し迫った経済的必要性に対応するために必要となるであろう前渡し金を支払うものとします。
上記に影響を与えることなく、前渡し金は、旅客の死亡の場合、旅客1人あたり16,000SDR以上に相当する金額をユーロで支払うものとします。
前渡し金は、損害賠償責任を認めるものとして解釈されないものとし、後に当社の賠償責任に基づきまとめて支払われる金額と相殺されるものとしますが、以下の場合を除き返金不要とします。
(a) その損害が、負傷または死亡した旅客の過失が原因または一因だったことを当社が証明した場合
(b) 前渡し金を受け取った人の過失が損害の原因または一因だったこと、または前渡し金を受け取った人に補償を受ける権利がなかったことが後に証明された場合
17.3.6 当社は法的要件を満たすため常に十分な損害賠償保険(旅客/第三者)に入っています。
17.4 遅延
17.4.1 第11条に記載される当社の義務に加えて、当社が空輸するお客様および/またはお客様の受託荷物が遅延した場合、当社および当社の使用人および代理人(契約したケータリング業者やグランドハンドリングの代理人)が損害を避けるために合理的に必要なすべての手段を講じなかった場合のみ、当社は、その遅延によって引き起こされた損害に対して責任を負います。当社または当社の使用人および代理人にとって、かかる手段を講じることが不可能であった場合は、当社は遅延により生じる損害に対し責任を負いません。当社が遅延により生じた損害に対し責任を負う場合は、かかる遅延に対する当社の責任は以下の通りに制限されます。
(a) 旅客の運送の遅延による損害に対する当社の賠償責任限度額は、各旅客あたり5,346SDRです。
(b) 手荷物の運送の遅延による損害に対する当社の賠償責任限度額は、各旅客あたり1,288SDRです。
(c) SASが遅延に対し責任を負う場合、お客様は、予定されていたフライトの到着から、空港からの関連する公共交通機関の最終便または事前予約された乗り継ぎの手配までの間に、90分以上の時間の余裕を見積もっている必要があります。その後、SASは逃した地上交通の最終的補償を検討します。かかる補償は常に、公共交通機関の最終便を逃したことによるお客様の実際の、文書化された費用に限られます。
当社の条件は当社による書面によってのみ変更されます。
19.1 請求の通知
手荷物預り証の所持人が、苦情を訴えずに手荷物を受け取ったときは、その手荷物は、反証がない限り、良好な状態で、かつ運送契約に従って引き渡された十分な証拠となります。
受託手荷物の破損に関し請求を行なうか、または提訴することを希望する場合は、お客様は破損を発見し次第、遅くとも手荷物の受け取りから7日以内に当社に通知する必要があります。受託手荷物の遅延に関し請求を行なうか、または提訴することを希望する場合は、お客様は手荷物がお客様の手元にわたってから21日以内に当社に通知する必要があります。このような通知はすべて書面にて行う必要があります。
19.2 訴訟制限
19.2.1 条約に従った破損に対する権利は、目的地に到着した日から、または航空機が到着する予定であった日から、または運送が停止した日から、2年以内に提訴されなかった場合、消滅するものとします。
19.2.2 規則(欧州委員会)261/2004、カナダ航空旅客保護規則(APPR)、またはカナダ障がい者にアクセシブルな運送規則(ATPDR)が適用される旅客の権利に関する措置を含め、その他のすべての措置については、国内法令に従って制限されるものとします。
お客様とお客様の手荷物の運送はまた、運航の安全性、定刻通りの運航、および旅客の便宜に関して、当社に適用される、または当社が採択したその他の特定の規則や条件に従って提供されます。随時変更されるこれらの規則や条件は重要です。これらは特に以下の事柄に関するものです。お子様の一人旅、障がいをお持ちの旅客、妊娠した女性、病気の旅客、電子機器および製品の利用制限、特定の危険物の輸送、禁煙、当社客室乗務員によって提供/販売されていないアルコール飲料の機内での消費の禁止。
これらの事柄に関する規則および条件は、いつでも当社のウェブサイトで閲覧および印刷が可能です。
本旅客運送約款の各条項の見出しは便宜のためのものであって、本文の解釈に使用されません。
苦情の申し立ては、当社顧客リレーションチームにご連絡ください。
当社の苦情手続きについての詳細情報は、こちらで確認できます。
また、Kundservice@sas.se まで苦情をお寄せください。
何らかの理由により、お客様の苦情に対する当社の最終的回答にご不満な場合は、お客様はその苦情をEU加盟国内で設立された承認された裁判外紛争解決機関に申し立てることができます。欧州委員会によってオンライン紛争解決プラットフォームが設立されており、
裁判外紛争解決(ADR)に簡単にアクセスできます:ec.europa.eu/consumers/odr/
お客様は、以下のADR団体にも苦情を申し立てることができます。
消費者苦情委員会(Allmänna reklamationsnämnden)
スウェーデンのAllmänna Reklamationsnämnden(国立消費者苦情委員会、ARN)は、スウェーデンの公的機関で、およそ裁判所(ADR)のような機能を果たし、紛争の解決方法について推奨を提示します。
ARNの連絡先は、こちらです。
ARN
P.O. Box 174,
SE-101 23 Stockholm, SWEDEN
www.arn.se
SASは、ADRの手続に則ることを希望します。
Trafik- og byggestyrelsen
デンマークのTrafik- og Byggestyrelsen(
交通、建設、住宅局 The Transport, Construction and Housing Authority’s Centre)は、 デンマークの公的機関です。デンマークの交通、建設、住宅局は、フライトが欠航または遅延および搭乗が拒絶された場合の補償の権利を含む、旅客の権利を定義する規則(欧州委員会)第261/2004号に従って、お客様の苦情を評価します。
デンマークの交通、建設、住宅局の連絡先は、こちらです。
Trafik- og Byggestyrelsen
Edvard Thomsens Vej 14
2300 København S, DENMARK
www.trafikstyrelsen.dk
SASは、ADRの手続に則ることを希望します。
Nævnenes hus(center for klageløsning)
デンマークのNævnenes Hus(Center for Klageløsning)は、お客様の旅行に関連する手荷物の延着、破損、紛失、その他の損失に関する苦情を評価します。
Nævnenes Husの連絡先は、こちらです。
Nævnenes Hus
Center for Klageløsning
Toldboden 2, 8800 Viborg, DENMARK
www.naevneneshus.dk
SASは、ADRの手続に則ることを希望します。
Pakkerejse-ankenævnet
デンマークのPakkerejse-Ankenævnetは、デンマークで販売されたパッケージ旅行に関する苦情を評価します。連絡先は、こちらです。
Pakkerejse-Ankenævnet
Røjelskær 11
3. sal
2840 Holte, DENMARK
www.pakkerejseankenaevnet.dk
SASは、ADRの手続に則ることを希望します。
Norsk reiselivsforum transportklagenemnda
ノルウェーのTransportklagenemnda、交通苦情取扱団体(The Travel Complaint Handling Body)は、旅客と航空会社間の紛争を取り扱うノルウェーのADRです。
ノルウェーのTransportklagenemndaの連絡先は、こちらです:
Norsk Reiselivsforum Transportklagenemnda
Øvre Slottsgate 18 - 20
0157 Oslo, NORWAY
https://reiselivsforum.no/web/home/
SASは、ADRの手続に則ることを希望します。
中華人民共和国の居住者には次が適用されます
中国語での苦情は、次のEメールアドレスCustomercare-Asia@sas.dkに送信できます。 電話:+86 10 85276100 内線 6
当社は、しかしながら、当社のウェブサイト上にある「ご意見・ご感想の送信」のフィードバックのフォームをご利用いただくことをお勧めします。
一般的なご連絡やお問い合わせには、回答できません。
SASが運航するカナダ発着便については、以下の利用規約が適用されます。
本利用規約は、カナダ航空旅客保護規則(APPR)またはカナダ障がい者にアクセシブルな運送規則(ATPDR)に規定された適用範囲または権利に関して、より広範に解釈してはなりません。
24.1 自己確認
24.1.1 APPRに基づく旅客に対する義務を確立するため、SASは、自身がAPPRに基づく大手航空会社であることを宣言します。
24.1.2 ATPDRその他に基づくお体の不自由なお客様に対する義務を確立するため、SASは、自身がATPDRに基づく大手航空会社であること、およびATPDR(第2部)の適用を受ける旨の声明をウェブサイトに掲載したことを宣言します。
24.2 通貨と運賃
運賃および料金は、カナダ国内発の旅行に関しては、すべてカナダドルで表示しています。
24.3 14歳未満のお子様を伴ってのご搭乗
本条項は、SASの航空会社指定コードSKで販売され、カナダ航空旅客保護規則の適用を受ける乗り継ぎ便にも適用されます。ただし、旅程のうち少なくとも1便がカナダを出発もしくは到着し、SASの航空会社指定コードSKで販売されている場合、またはSASが運航する便である場合に限ります。
かかる条件は、14歳未満のお子様と親・保護者・後見人が同じサービスクラスで予約している場合に適用されます。
24.3.1 14歳未満の同伴のお子様への座席の割当てについて。
SASは、第24条3項2号に基づき、同伴者(親、保護者または後見人)に付き添われている14歳未満のお子様への座席の割当てを円滑に行うため、追加料金なしで以下のことを行います。
(a) チェックインに先立って、同伴者に近い座席をお子様用に
割り当てます。
(b) (a)に従ってチェックイン前に座席を割当てできない場合、SASは、以下のことを行います。
(i) チェックイン前に、「チェックイン時または搭乗ゲートで、追加料金なしで
同伴者に近い場所にお子様の座席を割当てできるようサポートする」旨をお客様にお知らせします。
(ii) 可能な限り、チェックイン時にはそのような座席を割当てできるようにいたします。
(iii) チェックイン時に座席が割当てできなかった場合には、SASは
ゲートでアナウンスを行い、搭乗時に任意で座席を変更してくださる方を募ります。
(iv) チェックイン時に座席の割当てができず、搭乗時に
任意で座席を変更してくださる方がいない場合、SASは離陸前に航空機内で座席を変更してくださる方を再度募ります。
24.3.2 同伴者に近い'座席の割当て
SASは、上記第24条3項(1)に定める手順に従い、追加料金なしで、14歳未満のお子様への座席を次のとおり割り当てます。
(a) 4歳以下のお子様の場合、同伴者
の座席に隣接する座席
(b) 5歳から11歳までのお子様の場合は、同伴者の
座席と同じ列にあり、同伴者の座席との間隔が1席以内の座席
(c) 12歳または13歳のお子様の場合、同伴者の座席の列から
1列以内の距離にある列内の座席
24.3.3 差額について
第24条3項2号に従って座席の割当てを受けたお客様が、航空券よりも低いサービスクラスの座席となった場合、航空会社は、サービスクラス間の差額を払い戻すものとします。
24.3.4 5歳未満の未成年者は、SASのお子様の一人旅サービスをご利用になれません。この場合、ご旅行中は必ず親・保護者・後見人または16歳以上の方の同伴が必要になります。
24.4 お体の不自由なお客様(PWD)
24.4.1 適用
本規則は、SASが運航するカナダ発着便において、お体の不自由なお客様(PWD)が搭乗される際に適用されます。
24.4.2 ご搭乗の受け入れについて
(1) SASは、セキュリティ、公衆衛生または公共の安全を危うくする場合など、SASに不当な負担を課すこととなる場合を除き、お体の不自由なお客様の自立的行動について、ご本人の意思決定またはご本人に代わってなされた意思決定を受け入れるものとします。
(2) SASは、お体の不自由なお客様の輸送が、セキュリティ、公衆衛生または公共の安全を危うくする場合など、SASに不当な負担を課すこととなる場合を除き、その搭乗を拒否することはありません。
(3) SASは、お体の不自由なお客様について、その方の障がいに関連する理由で搭乗をお断りする場合、
お断りする際に、その理由をご本人にお伝えします。また、お断りした日から10日以内に、ご本人に対し、以下のようなお断りの理由を記載した書面を送付します。
(a) SASに不当な負担が生ずることの証拠(医療報告書、専門家の意見、技術報告書など)であって、搭乗のための要件をSASが放棄または変更することが不合理であると考えうるほどにリスクが重大であることを証明するもの
(b) 関連する規則、方針、手順または規制
(c) 搭乗をお断りする期間と、搭乗を受け入れることのできる条件がある場合はその条件
24.4.3 予約とオンラインサービス
(1) お体の不自由なお客様がSASで予約する際に障がいの内容を明らかにした場合、SASは以下のことを行います。
(a) 障がいに関するニーズと、そのニーズに関してSASが提供するサービスについてご本人と話し合うこと。
(b) お体の不自由なお客様に座席を割り当てる前に、その方のご希望のサービスクラスで空いている座席のうち、車椅子で利用できる化粧室や、足元が広く、シートピッチが広く、可動式のアームレストがある座席など、その方のアクセシビリティニーズに最も適した設備や施設を備えたものについてお伝えすること。
(c) お体の不自由なお客様に座席を割り当てる場合、どの座席がその方のアクセシビリティニーズを最も満たすかについて、ご本人の意見を考慮すること。
(2) お客様のご要望について検討するために情報や文書が必要な場合は、SASは、下記第24条4項6号bに定めるところによりお客様にお知らせいたします。また、かかる情報や文書は48時間以内に提出する必要があること、および情報や文書の受領後、ご要望の検討には最大2営業日かかる場合があることについてもお知らせいたします。
(3) SASは、当社ウェブサイトを利用した予約・変更に代わる手段として、お体の不自由なお客様にカスタマーサービスの電話やチャットの利用をご案内することがあります。
24.4.4 サービス確認書
(1)SASは、遅滞なく、お体の不自由なお客様ご本人の旅行予約記録に、SASが当該ご本人に提供するサービスを記載するものとします。
(2)SASは、ご本人に発行する旅程表にサービス確認書を含めるものとします。
(3) 旅程表の発行後に初めてサービス内容が確定した場合、SASは、遅滞なく、サービス確認書をご本人に提供いたします。
24.4.5 事前通知を必要としないサービス
以下のサービスは、追加料金なしでご提供いたします。SASは、下記に定めるサービスのご要望については、お体の不自由なお客様に対して診断書などの情報や文書を証明として提出するよう求めることはありません。
また、SASは、下記に定めるサービスのご要望については、ご要望の出された時期にかかわらず、これをご提供いたします。
(a)チェックインカウンターでチェックインする際のサポートをすること。
(b) 自動セルフサービス式の券売機や、その他の自動チェックインもしくは発券プロセスがご利用になれない場合、その方に、チェックインカウンターまたはチケットカウンターの列の先頭に進んでいただけるようにすること。
(c) チェックイン後にターミナルで出発を待っている間、または他の目的地に移動するために、車椅子、搭乗用椅子、または独立して移動できないその他の装置を使用している方の場合、この方をサポートできる職員を近くに配置し、ご本人のニーズを定期的に尋ね、そのニーズに対応できるような待機場所を用意すること。
(d) 機内持ち込み手荷物の収納・取り出しのサポートすること。
(e) 目が不自由な方、その他視覚に障害をお持ちの方の場合。
(1) 出発前、または時間の関係で不可能な場合は出発後に、化粧室や出口の位置を含む航空機内の配置、座席の操作機器の位置と操作方法について、ご本人に説明すること。
(2) 機内食がある場合、ご提供するすべての飲食物についてご本人に説明し、または大活字もしくは点字によるメニューを提供すること。
(f) 航空機内で提供される娯楽コンテンツのご利用をサポートすること。
(g) 出発前に、ご本人に合わせた安全に関する説明とデモンストレーションを行うこと。
(h) 座席と化粧室の間の移動のサポート(座席と機内にある車椅子との間の移動をサポートすること含む)をすること。
(i) 化粧室を使用するために、機内の車椅子や介助者または介助犬のサポートが必要な場合、化粧室が機内のどの場所にあるかにかかわらず、最も広いスペースを持つ化粧室を利用していただけるようにすること。
(j) 機内食がある場合、包装を開封し、食品とその位置を明示し、大きな食品の部分を切るなどして、ご本人のお食事をサポートすること。
ご本人が呼び出しボタンを使ってサポートを要請することができない場合は、定期的にその方のニーズをお伺いすること。
24.4.6 事前通知を必要とするサービス
以下のサービスは、第24条4項6号b (1)、(2)、(3)に記載のサービスを除き、追加料金なしでご提供いたします。
あらゆる合理的な努力を払うこと
SASは、いかなる場合においても、お体の不自由なお客様が要望されるサービスを提供するために、事前の通知を行ったり、ご要望について検討できるようにするための情報や文書を提供したりするなど、あらゆる合理的努力を払います。お体の不自由なお客様が本項の要件を満たさない場合であっても同様です。
48時間前までにご相談いただくことが必要なサービス
下記第24条4項7号で明記する情報および/または文書を提供するためのSASの要件に従い、SASは、お体の不自由なお客様の'フライト出発予定時刻の48時間前までにご本人から要望があった場合、以下のサービスを提供します。
(a) どの座席がその方のアクセシビリティニーズを最も満たすかについて、ご本人の意見を考慮したうえで座席を割り当てること。
(b) 以下の3つの状況において、隣接する座席(お体の不自由なお客様の座席の隣にある座席)を追加提供すること。
(1) 出発後、到着前において、そのお客様がその障害の性質上、次のことを必要とする場合であって、介護者を伴って移動しなければならないとき。
(i) 食事、服薬、化粧室の利用などのサポート
(ii) ご自身の座席から出入りする際のサポート
(iii) オリエンテーションまたはコミュニケーションに関するサポート
(iv) 緊急時(避難や急減圧の場合を含む)の
身体上のサポート
(2) お体の不自由なお客様が介助犬を同伴する場合であって、その介助犬がそのお客様の足元に横たわる際、その体の大きさに照らし、そのお客様の座席では、その犬とそのお客様の安全や安心感を確保するために十分な床面積を提供することができないような場合。
(3) お体の不自由なお客様が、その障害の性質上、複数の座席を必要とされる場合(例えば、足が曲がらない、重度の肥満による障害をお持ちの方など)。
(c) 下記第24条4項8号に従って、移動補助具やその他の補助具の輸送を受け入れる場合。
(d) 下記第24条4項9号に従い、介助犬の輸送を受け入れる場合。
(e) チェックイン後、お体の不自由なお客様が搭乗口へ進むのをサポートする場合。
(f)以下のような方法により、ターミナルでのセキュリティスクリーニングのプロセスを進める際に、そのお客様をサポートする場合。
(1) プロセスを通じてそのお客様をサポートする人員を提供すること。
(2) 関連するセキュリティ当局と協力し、お体の不自由なお客様に同伴しない人でもご本人による手続きをサポートできるように、セキュリティスクリーニングのチェックポイントにアクセスできるようにすること。
(g) 搭乗前に、ご本人の移動補助具から航空会社が提供する移動補助具に移動していただくこと。
(h) 以下の場合において、他のお客様に先行して搭乗していただけるようにすること。
(1)ご本人が、搭乗、座席またはキャビンの位置確認、移動補助具と座席間の移動、機内持ち込み手荷物の収納について、サポートを希望される場合。
(2) 目が不自由な方、その他視覚に障害をお持ちの方の場合において、航空機のレイアウト、またはご本人の座席の操作機器の位置や操作方法について説明を希望される場合。
(3) 重度のアレルギーによりお体に不自由のあるお客様である場合において、アレルゲンとなりうるものを除去するため、ご本人の座席の清掃を希望される場合。
ご注意:ご本人が上記(1)または(2)のサポートを希望された場合、SASはご本人に他のお客様より先に搭乗していただく場合があります。ただし、ご本人が優先搭乗時間後に搭乗口に到着された場合は、他のお客様の後に搭乗していただく場合があります。
(i) 乗降のサポートをすること。
(j)出発前および目的地到着後、移動補助具とご本人の座席間の移動のサポートすること。
(k) ご本人に機内用車いすを提供すること。
(l) 重度のアレルギーによる障害を持つお客様について、アレルゲンの発生源がある座席の並びとは別の並びにある座席を提供することにより、ご本人の座席周辺に緩衝地帯を設けること。
(m) 機内で行われるアナウンスについて、お体の不自由なお客様が理解できるような音声形式または映像形式で行われるよう確保すること。
(n) 国境通過(入国審査、税関)の手続きをサポートすること。
(o) お預け手荷物の回収をサポートすること。
(p) 降機後、ご本人が一般公衆エリアへ移動する際のサポートを行うこと。
(q) 降機後、ご本人が次のいずれかのサポートを受けることができる場所まで移動する際のサポートを行うこと。
(1) カーブサイドゾーンに進むためにターミナルオペレーターの職員が行うサポート
(2) 同一空港内で他の搭乗区間に乗り換えるための、受入航空会社の職員が行うサポート
24.4.7 サービス – SASに提出していただく必要がある情報および/または文書
(1) SASは、以下のサービスに関するご本人のご要望を検討できるようにするために
合理的に必要な、診断書などの情報および/または文書の提出を
ご本人に求めます。
(a) 医療搬送:医療搬送には、医療情報フォーム (DOC, 82KB)の記入が必要です。これは、メディカル・クリアランス(お客様の健康状態の確認)と搬送対応のための書類で、これにより搬送の可否を決定します。足の骨折、ギプスをはめている、保育器に入っている、伝染病への感染などの障害がある場合に使用します。医療情報フォームはこちらからアップロードしてください。
(b) 酸素ボンベの機内持ち込み:酸素ボンベの持ち込みを希望されるお客様は、酸素ボンベ登録フォームに必要事項をご記入ください。
(c) 酸素ボンベのオーダー:SASは、ご出発の48時間前までに医療情報フォーム (DOC, 82KB)にご記入いただくことにより、医療用酸素を有料でご提供することができます。
(d) 介助犬:お客様が介助犬を機内に同伴される場合は、介助動物依頼フォームの記入が必要です。
(e) サポート:お客様が何らかのサポートをご希望になる場合は、サポートフォームに記入する必要があります。
(f) 移動補助具:お客様が移動補助具の持ち込みをご希望になる場合は、移動補助具サポートフォームに記入する必要があります。
(g) お手伝いが必要な方に同伴する介助犬、およびそのケージ(該当する場合)は、適用される手荷物許容量に追加して、SASまたは運航航空会社の規則に従って無料で運送されます。航空会社の規則は、お申し出いただければお渡しいたします。SASが運航するカナダ発着便を除き、感情支援動物は、SAS便の機内では受け入れられません。
(2) 上記(1)にかかわらず、SASは、ご提供するサービスに関するその他のご要望について検討するため、およびお体の不自由なお客様の搭乗への適合性の裏付けを得るために、情報および/または文書を求める権利を保持するものとします。ただし、第24条4項5号で明記するサービスについてはこの限りではありません。
(3) SASが第24条4項7号(1)で明記するサービスのご要望のために情報および/または文書の提出をご本人に求める場合、それらの文書等については、ご要望を検討するのに十分な時間を確保するため、ご本人の'フライト出発予定時刻の1営業日前を含む、少なくとも48時間前に提出していただく必要があります。
(4) SASは、第24条4項6号および第24条4項7号(1)に定めるサービスを、情報および/または文書の提出を求めた場合であって、かつ、以下のいずれかに該当する場合には、
ご要望のサービスをご提供できない場合があります。
(a) 上記(2)または(3)の条件のいずれかが満たされていない場合、または提供された情報および/または文書が、合理的に見て当社がそのご要望について検討できるほどには十分なものでない場合。
(b) ご要望が搭乗の96時間前に申請されていない場合。
(c) SASが当該サービスをご提供するためにあらゆる合理的な努力を行ったものの、ご提供できない場合。
(5) SASの要請によりお体の不自由なお客様がサービスのご要望に関する情報や文書を提供された場合、SASは、そのお客様が再度サービスのご要望をされた場合に利用できるように、少なくとも3年間はその情報や文書の電子コピーを保持することを提案いたします。
24.4.8 移動補助具やその他の補助具の受け入れ
(1) SASは、ご希望により、お体の不自由なお客様の'移動補助具を無料で優先手荷物としてお預かりし、運送のために保管する必要が生じるまで、そのお客様が移動補助具を保持することを了承いたします。
(2) SASは、歩行器または手動式折りたたみ車椅子を使用するお体の不自由なお客様が機内でそれを保管できるよう、あらゆる合理的な努力をいたします。
(3) 航空機で移動補助具を輸送できる場合、SASは以下のことを行います。
(a) 輸送のために補助具を分解し、必要に応じて梱包し、到着後、梱包を解いて再び組み立てること。
(b) 到着後速やかに補助具を返却すること。
(4) 移動補助具を必要とするお客様と一緒に輸送するために補助具を分解・再組み立てする必要がある場合、SASは、ご本人に以下のことを求めます。
(a) 移動補助具の分解および再組立のための指示書および工具を当社に提供していただくこと。
ご注意:輸送のために分解する必要がある移動補助具をお持ちのお客様向けの情報(例えば、移動補助具の組み立てまたは分解に必要な専用工具をご用意いただく必要があることなど)は、当社ウェブサイトにてご確認いただけます。
(b) 移動補助具の取り扱いおよび輸送の準備に必要な追加時間を考慮して、出発予定時刻の90分前にチェックインするか、45分前にフライトの搭乗ゲートに到着すること。
(c) 運搬のために分解が必要な移動補助具をお持ちのお客様は、当社ウェブサイト上のフォームにご記入いただくことをお勧めすること。
(5) 上記(4)にかかわらず、SASは、お体の不自由なお客様から分解・再組立の指示書が提供されない場合、または前述の時間要件が満たされない場合でも、移動補助具を輸送するためにあらゆる合理的な努力をするものとします。
(6) SASは、以下の場合、移動補助具の輸送をお断りいたします。
(a) 移動補助具の重量または大きさがリフトまたはランプの能力を超える場合。
(b) 荷物室のドアが移動補助具にとって小さすぎる場合。
(c) 移動補助具の輸送が、航空機の耐空性を脅かしたり、安全規制に違反したりする場合。
ご注意:SASの航空機の各メーカー・モデルが輸送可能な移動補助具の最大重量・寸法に関する情報は、当社ウェブサイトにてご確認いただけます。
(7) SASが上記のいずれかの理由により移動補助具の輸送を拒否した場合、SASは以下のことを行います。
(a) 拒否した際に、お体の不自由なお客様に移動補助具が受け入れられなかった理由を伝え、その後10日以内にその理由を書面で提供すること。
(b) 移動補助具を運搬することができ、かつ同じ目的地に向かうSAS運航の他の航空機についてそのお客様にお知らせするとともに、元の航空券の運賃と代替航空券の運賃のうち少ない方の金額で予約することを提案すること。
(8) 移動補助具は、責任限度額内において、国際便で輸送する場合の手荷物とみなされます。航空会社は、モントリオール条約第22条(2)またはワルソー条約第22条(2)に基づき、移動補助具の金銭的価値およびその識別機能の説明を記載した特定の価額の申告を行うオプションについて本人に助言します。
SASは、お身体の不自由なお客様に、航空機の荷物室に収納するために移動補助具を航空会社が運び出す前であれば、いつでも特定の価額の申告を行うオプションを追加料金なしで提供します。
その他の補助具
SASは、お体の不自由なお客様が、杖、松葉杖、通信機器、矯正器具、携帯用酸素濃縮器など、旅行中に必要とする小型の補助具を機内に持ち込み、保持することを承ります。ただし、そのような補助具の存在または使用がセキュリティ、公衆衛生または公共の安全を脅かす場合はこの限りではありません。
24.4.9 介助犬の受け入れ
(1) SASは、ご要望があれば、お体の不自由なお客様をサポートするために必要な介助犬の搭乗を受け入れ、そのお客様に同伴することを以下の条件で承認いたします。
(a) 第24条4項6号記載の事前通知要件を満たすこと。
(b) SASが追加の情報および/または文書の提出を求める場合において、第24条4項7号p.3およびp.4に定める期限を満たすこと。
(c) 以下の(2)、(3)および(4)の要件を満たすこと。
(2) お身体の不自由なお客様に同伴する介助犬の輸送は無料です(手数料、運賃を含む)。例外:第24条4項6号b(2)の国際線における隣接席のご提供の場合、SASは、介助犬の大きさに対応するために追加の座席を必要とする場合には、追加運賃を申し受けます。
(3) SASは、お体の不自由なお客様が希望された場合、事前の通知や当社が求める情報および/または文書の提供がない場合でも、介助犬の搭乗を受け入れるよう合理的な努力をいたします。
(4) SASは、お体の不自由なお客様が介助犬の同伴を希望される場合、機内では介助犬をリード、テザーまたはハーネスで介助犬を管理下に置いていただくとともに、以下の書類を提出していただくようそのお客様にお願いいたします。
(a) お体の不自由なお客様が航空会社に予約を行う際に、自身の介助犬が、障害に関連してサポートを必要とする人のサポートを目的として介助犬訓練専門の団体または個人によって個別に訓練されていることを証明する申告書。
(b) 介助犬の訓練を専門とする団体または人によって発行されたIDカードまたはその他の文書で、誰がご利用者(お体の不自由な方)であるかが分かり、当該介助犬がその団体や人による訓練を受け、障害を理由とするニーズに関しご利用者をサポートできることを証明するもの(出発前)。
(5) SASは、お体の不自由なお客様がチェックインする際に、お連れになる介助犬について必要となる書類、すなわち、有効な健康証明書、予防接種証明書、入国許可証、その他国、州、地域が入国または輸送に必要とする文書がすべて備わっていることを証明する文書を所持していない場合、介助犬の搭乗をお断りする場合があります。
(6) 複数の航空会社が関与する旅行の場合、お客様はその責任において、旅程に関与する各航空会社のポリシーを確認し、各航空会社の要件が満たされていること、および各航空会社が介助犬を自社の航空機で運ぶことを認識し同意していることを確認していただく必要があります。
(7) 詳しくは、SASの「客室または貨物室でペットをお連れのご旅行」に記載の情報をご覧ください。
24.4.10 お体の不自由なお客様から、その'フライトの出発予定時刻の96時間前までにご要望があった場合、SASは以下のサービスを提供いたします。a) 出発の96時間前までに以下の文書をSASに提出することを条件に、感情支援犬の輸送を受け入れること。
24.4.11 お体の不自由なお客様向けのその他のサービス
(1) 航空機の発着時や飛行中に酸素ボンベを必要とするお客様は、ご自身で圧縮酸素をお持ちいただくことができます。酸素ボンベはお預け手荷物、機内持込手荷物のどちらでも持ち運びが可能です。
(a) 液体酸素の使用は禁止されています。
(b) ボンベの寸法は、機内持ち込み手荷物の最大許容重量または寸法(下記)を超えてはなりません。
サイズ:最大115cm/46インチ
重量:最大5kg/18ポンド
(c) 機内で酸素を使用される場合、ボンベはお客様が用意したストラップでお客様に括り付けるようにしていただく必要があります。
(2) SASでは、ご出発の48時間前までにお申し出いただければ医療用酸素を有料で提供させていただきます。
(3) SASでは、機内にCrelling Harness(Crelling社製シートベルト)を搭載していません。
(4) ストレッチャーはSASではご利用いただけません。
(5) 薬や注射器は、個人で使用する場合、無料で機内に持ち込むことができます。薬や注射器は、持ち込み用のバッグに入れておく必要があります。また、薬や注射の必要性を確認できる医師の診断書を提示していただく必要があります。
24.4.12 移動補助具の破損、破壊または紛失
移動補助具を携行して旅行するお客様の移動補助具が破損、破壊、紛失した場合、または目的地への到着時に利用できなくなった場合、SASは遅滞なく、自社の費用負担で以下のことを行います。
1)移動に関するニーズを満たす一時的な代替移動補助具を提供するとともに、移動補助具が返還されるか、修理もしくは交換されるまで、または移動補助具の損失について航空会社から補償を受けるまで、その使用を認めること。
2)移動補助具が破損、破壊、紛失したため、または目的地への到着時に利用できなかったために、そのお客様が負担した費用を弁償すること。
3) 移動補助具が破損している場合は、その修理を手配し、速やかにそのお客様に返却するか、または十分な修理ができないほど破損している場合には以下のいずれかを行うこと。
a) 破損した移動補助具を同じモデルの移動補助具と交換する、または同じモデルが入手できない場合は、破損したものと同等の機能および品質を有し、移動に関するご本人のニーズを満たすモデルと交換する。
b) 破損した移動補助具の交換費用全額を弁償する。
4)移動補助具が破壊された場合、または目的地への到着時に利用できなかった場合で、到着後96時間以内に返却されないときには以下のいずれかを行うこと。
a) 破壊され、または紛失した移動補助具を同じモデルの移動補助具と交換する、または同じモデルが入手できない場合は、破壊され、または紛失したものと同等の機能および品質を有し、移動に関するご本人のニーズを満たすモデルと交換する。
b) 破壊され、または紛失した移動補助具の交換費用全額を弁償する。
24.4.13 介助犬に対するSASの責任
SASは、カナダ発着のSAS便に搭乗する介助犬の病気、死亡または怪我について、介助犬の死亡または怪我がSASの怠慢または過失に起因する場合を除き、責任を負わないものとします。こうした場合のSASの責任は、自社の費用負担で医療を提供することに限定されます。必要な場合、SASは介助犬の交換に対して合理的な範囲で金銭的補償を行います。
24.5 フライトの搭乗拒否、キャンセル、長時間の遅延
SASが運航するフライトがキャンセルされ、または大幅に遅延したことにより、お客様の搭乗をお断りした場合、またはお客様が損害を受けた場合、APPRに基づいて以下のことが適用されます。
24.5.1 情報提供
カナダ発着便の遅延、キャンセル、駐機場での遅延が発生し、または同便についてお客様の搭乗をお断りした場合、SASは、空港および対象機内でお客様にお知らせいたします。SASは、遅延、キャンセル、駐機場での遅延、搭乗拒否などの理由を含め、入手可能な情報に基づき、以下の時点で最新情報をお客様に提供いたします。
そのような運航上の障害を認識したとき。
新しい出発時刻が設定されるまで、または代替の旅行手配が予約変更されるまで、30分ごとに。
新しい情報が入手できたとき。
SASはさらに、以下に関する情報をお客様に提供いたします。お客様が被ったご不便に対して受けることのできる補償
お客様に対する標準対応(該当する場合)
関連機関への償還請求を含む、当社に対して認められる救済手段。
この情報は、音声によるアナウンスでお知らせいたします。ご希望により、映像によるアナウンスもいたします。また、お体の不自由なお客様のサポートのためのテクノロジーに対応した方法など、お客様が希望される通信手段を用いて情報を提供いたします。
24.5.2 遅延又はキャンセル時の補償
SASの管理外の事情によるキャンセルや3時間を超える遅延が発生した場合、運航航空会社であるSASは以下の対応をいたします。
キャンセルまたは3時間を超える遅延が発生した場合、当社は、お客様のご希望により、お客様の旅程が可能な限り早く完了するよう、当社または当社が商業上の契約を結んでいる航空会社が運航する同じサービスクラスの別のフライトに無料にて予約変更します。
キャンセルまたは遅延の原因となった事象の終了から48時間以内に出発を伴う予約変更を提供できない場合、当社は、他の航空会社で予約変更オプションを探します。
キャンセルまたは遅延の原因となった事象の終了から48時間以内に出発を伴う予約変更オプションがない場合には、お客様は、払い戻しまたは予約変更のいずれかを選択する権利を有します。お客様が予約変更を希望する場合、当社は、合理的な距離にある他の空港の予約変更オプションを探し、その空港までの交通手段を提供します。
可能な限り、代替の旅行手配は、元の航空券と同等のサービスを提供します。
元の航空券で定められていたよりも高いクラスのサービスが予約された場合、当社はお客様に対して追加支払いを要求しません。
お客様が払い戻しを希望される場合、当社は、未使用の付随サービスを含め、航空券の未使用部分を払い戻します。払い戻しはすべて、SASが払い戻しの義務を負った日から30日以内に、当初の支払いに使用された方法で、航空券または追加サービスを購入された方に行われます。
SASの管理対象内の事情に起因するものの、安全上の理由によりキャンセルや遅延が発生した場合、運航航空会社であるSASは以下の対応をいたします。
お客様のフライトが2時間を超えて遅れた場合、またはお客様が予約変更オプションを2時間を超えて待たなければならない場合、遅延時間中の合理的な量のWifi料金および飲食代を当社が負担します。
お客様が一晩遅延した場合、遅延期間中の宿泊費および空港との移動にかかる合理的な費用も当社が負担します。
遅延またはキャンセルの理由が当社の管理範囲内にある場合、当社は、当社または当社が商業上の契約を結んでいる航空会社が運航し、元の航空券の出発時刻から9時間以内に出発する次の利用可能なフライトへの予約変更を提案します。
元の航空券の出発時刻から9時間以内に出発する代替便を提供できない場合は、当社または他の航空会社が運航する次の利用可能なフライトへの予約変更を提案します。48時間以内に出発を伴う予約変更が不可能な場合、当社は、近隣の他の空港での予約変更を検討し、その空港までの交通手段を提供します。
当社の予約変更オプションがお客様の旅行ニーズに合致しない場合、または障害が発生したために旅行の目的がなくなった場合、お客様は予約変更の代わりに払い戻しを受けることができます。
当社の予約変更オプションがお客様の旅行ニーズに合致せず、お客様が航空券に記載された出発地におらず、障害が発生したために旅行の目的がなくなった場合、お客様には、航空券代金の払い戻しに加えて、お客様の旅行ニーズに対応した出発地までのフライトの確定予約と400カナダドルの定額補償を受ける権利が発生します。それ以外の場合は、未使用分の航空券の払い戻し、および400カナダドルの定額補償を受け取る権利が発生します。
当社は、お客様が元の航空券に関連して購入された追加サービスの費用について、代替便でそれらのサービスを受けなかった場合、またはそれらのサービスの費用を2度目に支払った場合、払い戻しを行います。
代替の旅行手配が元の航空券より低いクラスのサービスを提供する場合、当社は航空券の該当部分の費用の差額を払い戻します。
元の航空券で定められていたよりも高いクラスのサービスが予約された場合、当社はお客様に対して追加支払いを要求しません。
払い戻しはすべて、当初の支払いに使用された方法で、航空券または追加サービスを購入された方に対して行われます。
お客様が払い戻しを希望される場合、当社は、未使用の付随サービスを含め、航空券の未使用部分を払い戻します。払い戻しはすべて、SASが払い戻しの義務を負った日から30日以内に、当初の支払いに使用された方法で、航空券または追加サービスを購入された方に行われます。
キャンセルまたは遅延が、安全性に関係するものではないものの、当社の管理内である状況に起因するものである場合、SASが運航航空会社であり、当初の出発予定時刻の14日前以降にキャンセルまたは遅延の連絡があった場合に限り、お客様は以下の補償を受けることもできます。
航空券に記載された最終目的地まで3~6時間の遅延が発生した場合、400カナダドル
航空券に記載された最終目的地まで6~9時間の遅延が発生した場合、700カナダドル
航空券に記載された最終目的地まで9時間以上の遅延が発生した場合、1000カナダドル
24.5.3 搭乗拒否
SASの管理外の事情によりお客様の搭乗をお断りした場合、運航航空会社であるSASは以下のように対応いたします。
お客様が希望される場合、当社は、お客様の旅程が可能な限り早く完了するよう、当社または当社が商業上の契約を結んでいる航空会社が運航する同じサービスクラスの別のフライトに無料で予約変更の手配をいたします。
搭乗拒否の原因となった事象の終了から48時間以内に出発を伴う予約変更を当社が提供できない場合は、他の航空会社で予約変更オプションを探します。
搭乗拒否の原因となった事象の終了後48時間以内に出発を伴う予約変更オプションがない場合は、合理的な範囲の距離にある他の空港での予約変更も検討するとともに、その空港までの交通手段も提供します。
可能な限り、代替の旅行手配は、元の航空券と同等のサービスを提供します。元の航空券で定められていたよりも高いクラスのサービスが予約された場合、当社はお客様に対して追加支払いを要求しません。
SASの管理内の事情ではあるものの、安全上の理由により搭乗をお断りした場合は、以下のとおり対応いたします。
すべてのお客様に座席を放棄する意思があるかどうかを尋ねた場合でない限り、以後のご搭乗をお断りすることはありません。
当社が、あるお客様が進んで座席を放棄する代わりに何らかの特典を提案し、そのお客様がそれを受け入れた場合、または両者が納得できる特典を交渉した場合、当社はその特典について確認する書面をフライト出発前に当該お客様に提供します。
当社は、安全上の理由により搭乗拒否が必要な場合を除き、すでに機内にいらっしゃるお客様の搭乗を拒否しません。
搭乗拒否が必要な場合、当社は、お子様の一人旅、障がいをお持ちの方とそのサポート役、介助犬、その他の介助動物、感情支援動物(もしあれば)、ご家族と一緒に旅行されているお客様、同じ航空券で以前に搭乗拒否されたお客様の順に、優先的に搭乗をご案内します。
また、搭乗を拒否され、その理由が当社の管理内にある場合には、以下のような対応もいたします。
お客様が予約変更オプションを2時間を超えて待たなければならない場合、遅延時間中の合理的な量のWifi料金および飲食代を当社が負担します。
予約変更オプションを一晩待たなければならない場合、待機時間中の宿泊費および空港との移動にかかる合理的な費用も当社が負担します。
当社は、当社または当社が商業上の契約を結んでいる航空会社が運航し、元の航空券の出発時刻から9時間以内に出発する次の利用可能なフライトへの予約変更を提案します。
元の航空券の出発時刻から9時間以内に出発する代替便を提供できない場合は、当社または他の航空会社が運航する次の利用可能なフライトへの予約変更を提案します。48時間以内に出発を伴う予約変更が不可能な場合、当社は、近隣の他の空港での予約変更を検討し、その空港までの交通手段を提供します。
当社の予約変更オプションがお客様の旅行ニーズに合致しない場合、または障害が発生したために旅行の目的がなくなった場合、お客様は予約変更の代わりに払い戻しを受けることができます。
当社の予約変更オプションがお客様の旅行ニーズに合致せず、お客様が航空券に記載された出発地におらず、障害が発生したために旅行の目的がなくなった場合、お客様には、航空券代金の払い戻しに加えて、お客様の旅行ニーズに対応した出発地までのフライトの確定予約を受ける権利が発生します。それ以外の場合は、未使用分の航空券の払い戻しを受ける権利が発生します。
当社は、お客様が元の航空券に関連して購入された追加サービスの費用について、代替便でそれらのサービスを受けなかった場合、またはそれらのサービスの費用を2度目に支払った場合、払い戻しを行います。
代替の旅行手配が元の航空券より低いクラスのサービスを提供する場合、当社は航空券の該当部分の費用の差額を払い戻します。
元の航空券で定められていたよりも高いクラスのサービスが予約された場合、当社はお客様に対して追加支払いを要求しません。
払い戻しはすべて、SASが払い戻しの義務を負った日から30日以内に、当初の支払いに使用された方法で、航空券または追加サービスを購入された方に行われます。
当社の管理内の事情であり、安全上の理由から必要とされる状況によらずに搭乗をお断りした場合、SASがお客様の運航航空会社である場合に限り、お客様には、上記の項目の権利に加え、以下の補償を受ける権利があります。
0~6時間の遅延の場合は900カナダドル
6~9時間の遅延の場合は1800カナダドル
9時間以上の遅延の場合は2400カナダドル
お客様は、搭乗拒否の通知を受けた時点で、上記の補償を受ける権利が発生します。
当社は、搭乗拒否後48時間以内に、運用上可能な限り速やかに補償金を提供します。代替航空券の手配の一環として予約された航空便が当該航空券記載の目的地へ到着する前に補償金が支払われる場合、その補償金額は当該フライトの'到着予定時刻に基づいて計算したものとなります。
代替航空券の手配の一環として予約された航空便の搭乗時刻までに補償金を提供することが不可能な場合、当社は、支払うべき補償金の額を確認する書面を提供します。当初の航空券に記載された目的地への到着が、補償金を支払ったときまたは書面で確認したときの到着予定時刻を過ぎており、支払った金額または確認した金額が補償金の額を反映しなくなった場合、当社は補償金の額を調整いたします。
24.5.5 その他の規制に基づく補償
お客様が同じ事象について、他の旅客権規定に基づきすでに補償金の支払いを受けている場合は、補償金を受け取ることはできませんのでご注意ください。
24.5.6 APPRに関連する請求
APPRに規定されている最低補償額を受け取るには、フライトの遅延またはキャンセルが発生した日の1年後の応当日までに、SASに補償請求を行う必要があります。SASは、請求を受けた日の翌日から30日以内に、補償金または補償金が支払われない理由についての説明を行うものとします。
SASの決定に同意できない場合、お客様はカナダ運輸庁に救済を求めることができます。
24.6 駐機場での遅延
以下の内容は、ご搭乗される運賃、またはご購入された運賃の種類にかかわらず、駐機場での遅延が発生したすべてのお客様に適用されます。
24.6.1 情報提供
航空機について駐機場での遅延が生じることが明らかになった時点で、SASは第24条5項1号に従ってお客様にご連絡いたします。
24.6.2 緊急医療サポート
離陸のために航空機のドアが閉まった後、または着陸後に駐機場で遅延が発生している間に緊急医療サポートを必要とする場合、当社は医療サポートを受けるための便宜を図ります。
24.6.3 標準対応
離陸のために航空機のドアが閉まった後、または着陸後に駐機場で遅延が発生した場合、SASは以下の対応を無料で行います。
航空機に化粧室が設置されている場合、その化粧室を正常に利用できるようにする。
航空機の適切な換気と冷房または暖房。
機外の人と通信することが可能な場合は、その手段の確保。
遅延の長さ、時間帯、空港の場所などを考慮し、合理的な量の食べ物や飲み物を提供すること。
24.6.4 カナダの空港における駐機場での遅延(3時間以上)
カナダ国内の空港の駐機場でフライトが遅延した場合、離陸のために航空機のドアが閉まった3時間後、着陸の3時間後、または可能であればそれ以前の時間に、お客様に降機していただく機会を提供します。ただし、離陸のために航空機のドアが閉まってから、または着陸してから3時間45分以内に離陸する可能性が高く、上記の標準対応を継続して提供できる場合は、この降機の機会をご提供しません。
降機を許可する場合、当社は、実行可能であれば、お体の不自由なお客様およびその介護者、介助動物、感情支援動物(いる場合)が最初に航空機から降りる機会を提供します。
降機が不可能な場合(安全およびセキュリティ、航空交通または税関の管理に関する理由で不可能な場合を含みます)は、降機の機会は提供いたしません。
24.6.5 お客様による路線変更
第24条5項2号および第24条5項3号に従ってお客様が路線変更した場合、お客様は、当初購入されたサービスの種類に適用される通常の手荷物許容量の適用を受けることができるものとします。
お客様は、お客様の旅行の個人データが、以下の目的で当社に提供されることを認めます。予約を行う、航空券を予約および/または発行する、チェックインおよびその他のフライトに関する情報をお客様に連絡する、出入国管理および入国手続き、通関手続きを容易にする、クレジットカードおよびその他の支払カードを検証する、ホテルの予約やレンタカーなどの補助的サービスを容易にする、お手伝いが必要な方のための特殊設備などの特別サービスを開発および提供する、特別な食事、および旅客としてのお客様が持つその他の特別な希望に応える。これらの目的のため、旅行サービスおよび関連サービスのお客様への提供に関連して、当社がかかるデータを保持かつ使用し、それを当社オフィス、指定代理店、当局、政府機関、取扱い代理店その他の航空会社または欧州連合内外の第三者に送信することを、お客様は当社に許可します。適用法により禁止される場合、お客様の個人データは、お客様による事前同意を得ずに、販売目的で利用されることはありません。SASは適用法に基づき、請求または義務を処理するために最長10年間個人データを保存できます。個人データは、一般データ保護規則およびSASのプライバシーポリシー(インテグリティポリシー)を含む、適用法に従って処理されます。
搭乗客およびその手荷物に対する航空会社の責任
本情報通知は、EU法と1999年モントリオール条約に従い、EUの航空会社によって適用されている責任に関する規則を要約したものです。
死亡または負傷に係わる補償
旅客の死亡または負傷に対する責任限度額はありません。128,821SDRまでの損害に対しては、航空会社は、損害賠償請求に対する抗弁権を援用することはできません。それを超える額に関しては、航空会社は損害賠償請求に対し、それが会社の不注意または過失ではなかったと証明することで、抗弁権を援用することができます。
前払い
旅客が死亡または負傷した場合、航空会社は当該者の死亡または負傷を確認後15日以内に、急遽必要となる費用を前払いする必要があります。死亡の場合、この前払い金は最低16,000 SDRとします。
旅客の延着
旅客が延着した場合、航空会社はその損害に対する責任を負います。ただし、その損害を回避するためにあらゆる合理的な措置を講じた場合、またはそのような措置を講じることが不可能であった場合を除きます。旅客の延着に対する責任限度額は、5,346SDRです。
手荷物の延着
手荷物が延着した場合、航空会社はその損害に対する責任を負います。ただし、その損害を回避するためにあらゆる合理的な措置を講じた場合、またはそのような措置を講じることが不可能であった場合を除きます。手荷物の延着に対する責任限度額は、1,288SDRです。
手荷物の延着、紛失または破損
手荷物の破壊、紛失または破損に対する航空会社の責任限度額は、1,288SDRです。お預かり手荷物の場合は、SASの過失に因らない損害でもその責任となります。ただし、手荷物に欠陥があった場合を除きます。機内持込手荷物の場合は、当社はその過失に因る損害に限り責任を負います。
手荷物の延着、紛失または破損に関する苦情期限
お客様の到着地における手荷物の破損または置き間違いの報告は、SASへの苦情の申し出にはなりません。そのため、1999年モントリオール条約で定められる期限内に、直接苦情を申し出る必要があります。
・手荷物の置き間違い-お客様の到着空港で報告し、さらに手荷物がお手に届いた日から21日以内に、文書での苦情をSASに提出する必要があります。
・手荷物の破損-お客様の到着空港で報告し、さらに破損日から7日以内に、文書での苦情をSASに提出する必要があります。
旅客運送約款の第19条を参照してください。
手荷物に対する高額責任限度額
1999年モントリオール条約に基づき、手荷物の紛失、破損または延着に対するSASの賠償責任限度額は、1,288SDRです。旅客は、受託手荷物の特別価額申告(Special Checked Baggage Declaration of Value)を行い、1人片道当たり、60ユーロの手数料または現地通貨で相当額(国内線に関しては付加価値税を加算)を支払うことにより、受託手荷物について、より高額な賠償責任を受けることができます。この手数料の支払いにより、受託手荷物の賠償責任限度額は、2,2576SDRとなります。各受託手荷物の特別価額申請手数料は、出発空港で支払う必要があります。
請負会社および実際の航空会社の責任
フライトを実際に運航している航空会社が請負航空会社と異なる場合、旅客はいずれの会社に対しても苦情を申告する権利および損害賠償請求権を有します。航空券に航空会社の名称またはコードが記載されている場合は、その航空会社が請負航空会社となります。
訴訟期限
損害に関する訴は、航空機の到達日、または航空機が到達すべきであった日から2年以内に提起しなければなりません。
上記情報の基礎
上記規定の基礎となるのは、1999年5月28日に締結されたモントリオール条約であり、EU規則(欧州委員会)第2097/97号(EU規則(欧州委員会)第889/2002号により改定)と加盟国の国内法令において実施されています。
1SDRは、約1.2ユーロです。
通知
航空会社は、モントリオール条約が適用される交通機関の各旅客に対し、以下の通知を行います。
航空会社の責任に関する国際旅客への通知
旅程において出発地とは異なる国の最終目的地や停留地を伴う場合、その旅客には、モントリオール条約またはその前身であるワルソー条約(改正を含みます)といった国際協定が旅程全体(国内部分を含みます)に適用されます。こうした旅客の場合、かかる協定(適用関税に組み込まれる特別運送契約を含みます)により、旅客の死亡または負傷、手荷物の破壊、紛失または損傷、および旅客や手荷物の遅延に対する航空会社の責任が定められており、その責任が制限されます。
モバイルご利用規約
チェックインサービスは、SASインターネットチェックインが利用可能な場合、SAS(SK)運航フライトについて利用可能です。
フライト情報サービスは、SASインターネットチェックインが利用可能な場合、SAS(SK)の運航フライトについて利用可能です。
サービスは、SMS(ショートメッセージサービス)および/または電子メールにより提供されます。SMS送受信のための一般的な必要条件は、GSM(グローバル移動通信システム)または3G(第三世代)携帯電話です。現地の運営会社の可用性と制限が適用される場合があります。
SASが提供する情報は、メッセージが送信された時点に有効なものであることを注意してください。情報を見た時点には、すでに有効ではない場合があります。一定の事象は、空港処理のため伝達されません。SASの意図するところは、その時点における最新関連情報を提供することです。SASは、明示的または黙示的を問わず、本約款に基づき提供される情報が正確または完全であることを保証せず、いかなる種類の賠償責任も負いません。
SASは、運営会社のネットワークまたはインターネットなどの内外のインフラストラクチャーにおける遅延または機能性の問題について責任を負うことができません。
本約款で定められるチェックインおよびフライト情報サービスに関するSASの義務は、本条件に基づき提供されるものに明示的に制限されます。SASは、チェックインおよびフライト情報サービスについて、他の一切の責任を否定し、その結果として、いかなる場合も、直接的、間接的、付随的、派生的その他を問わず、チェックインおよびフライト情報サービスその他に起因して、または関連して生じるいかなる性質の費用、経費、損害、苦情その他の賠償責任または損失について、賠償責任を負わないものとします。
空港からの輸送
当社は、予定されていたフライトの到着から、空港からの関連する公共交通機関の最終便までに十分な時間(90分以上)を持つことを強く推奨します。
フライト遅延は発生する場合があり、フライト遅延は、多くの場合航空会社にとって不可抗力な状況によって生じます。不可抗力の場合、航空会社は、お客様が延着フライトのため直面する可能性がある追加の費用について賠償責任を負いません。そのため、予定されていたフライトの到着から、その後の地上交通までに十分な時間を持つ計画が賢明です。
ただし、SASがお客様の到着空港への延着について責任があると判明した場合(すなわち、遅延が不可抗力に因るものではない)、お客様は、予定されていたフライトの到着から、空港からの関連する公共交通機関の最終便までに90分以上の余裕を持っていなければなりません。その上で、SASは、逃した地上交通について最終的な補償を検討します(かかる補償は常時、公共交通機関が夜間終了のため、お客様が実際にかかった、文書で証明できる費用に限定されます)。
SAS短距離路線航空機の機内インターネットアクセスに関するご利用規約
インターネットアクセス
SAS WiFiはSAS短距離路線の航空機内でのみご利用いただける、ワイヤレスインターネット接続です。インターネットアクセスのご利用を選択された場合は、ログインボックスをクリックしてSASウェブページを離れ、ブラウジングを開始してください。インターネットのご利用はお客様とSASグループとの間で結ぶ契約に基づきます。以下のご利用規約すべてに同意していただけない場合は、当サービスを利用しないでください。
使用権の制約
書面によるSASグループの事前の許可なしに、本ウェブサイトの全部または一部を複製、コピー、転送、配布、保存することは固く禁じられています。
使用の制限
SASグループは、侮辱的、違法、または卑わいとみなされる可能性があるコンテンツを含むウェブサイトを、フィルタリングを通してブロックする権利を留保します。ただし、SASグループは常にフィルタリングが完全であるという保証はいたしかねます。
一部の素材は未成年に対して不適切であったり、攻撃的または不愉快とみなされることがあります。機内インターネットサービスをご利用になる際は、未成年も含む他の乗客の方と彼らの権利に配慮していただきますようお願いいたします。
ハッキング、スパミング、ウィルスやマルウェアのインターネットへの取り込みを含むがこれに限定されない、あらゆる違法、不適切、または犯罪的な目的や行為のために本サービスを使用することはできません。
明示または暗示を問わず、詐欺的、人種差別的、嫌悪的、迷惑、非常識、卑わい、またはその他SASの独自の判断により不適切とみなされたり、現地もしくは国際的なあらゆる適用法、規則、命令、規制などに違反するような情報や通信の投稿または送信はできません。
他の乗客のインターネットまたは本サービスの使用や享受を邪魔したり、(当社独自の裁量により決められる)の過剰量のインターネットトラフィックを生成することはできません。
コンテンツ
SASはお客様がインターネット使用中に入手する商品、サービス、情報、ソフトウェア、他の素材について、いかなる責任も負いません。
お客様には、本サービス上で通信されるあらゆるコンテンツの使用に関し、当該コンテンツの正確性、完全性、有用性への信頼度も含めてこれを吟味し、関連するすべてのリスクを負うことに同意していただきます。SASは、いかなるコンテンツに対しても責任を負わず、本サービス上で通信されるコンテンツの事前選別は行ないません。しかし、SAS独自の判断により、本ご利用規約に違反するまたは不愉快とみなされるあらゆるコンテンツを含むがこれに限定されない、本サービスを通して入手可能なコンテンツを拒否または動かす権利を有します。
SASグループは、法的手続きに従う、本ご利用規約を執行する、あるいはコンテンツが第三者の権利を侵しているという苦情に対応するために、コンテンツの保持または開示が法律により義務付けられている、または合理的に考えて必要であると誠実に信じる場合は、これを保持または開示する場合があります。
責任および補償の制限
SASグループは、お客様がいかなる目的であれ閲覧または使用するあらゆるウェブサイトに公開されている情報の適合性、正確性、完全性に関していかなる表明も行ないません。すべての書類、情報、関連画像は「現状のままで」提供され、いかなる保証もいたしません。SASグループはここに、すべての明示的な保証を含む、本情報に関する一切の保証を放棄します。
第三者ウェブサイトへのリンク
SASウェブサイトからのハイパーリンクは、他のサービス提供者のウェブサイトへとつながることとします。これらのサイトはSASグループの管理下にはなく、SASグループは、いかなる状況下においても、リンク先ウェブサイトの全コンテンツ、リンク先ウェブサイトに含まれるすべてのリンク、またはそのようなサイトのすべての変更や更新に対する責任を負いません。SASグループは、すべてのリンク先ウェブサイトから受け取るネット配信または他のいかなる形の送信に対して責任を負いません。SASグループはこれらのリンクをお客様への便宜としてのみ提供しており、リンクの包含はSASグループが当該ウェブサイトまたはそれを提供するサービスプロバイダを是認することを意味するものではありません。
変更、エラーおよび中断
SASグループは、お客様が閲覧するウェブサイトに含まれる機能が中断やエラーなしに作動する、欠陥が是正される、またはこれらのサイトやサイトを提供するサーバーにウイルスや他の有害な要素が存在しないという保証はしておりません。インターネット上でお客様がアクセスするウェブサイトはSASグループの管理下にはなく、したがって当社の管理外である停電、気象現象、尾翼への妨害物、または類似の事象により本サービスが影響を受けてもSASグループは責任を負いません。
SASはお客様の機器が故障したり、本サービスがお客様の機器で作動しない場合も責任を負いません。本サービスは「現状のまま」で提供され、SASは本サービスが中断やエラーなしに提供されること、またはアップロードやダウンロードの最低スピードについて一切保証はしておりません。SASはあらゆる直接的、間接的、偶発的、結果的、または本サービスを使用する、もしくは使用できないことにより起こる損害については一切の責任を負いません。
SAS WiFiは、現地の規制に則り、機体がゲートを出発するか、遅くとも離陸時までには有効化され、着陸すると無効化されます。WiFi導入の第1段階では、フライト中の一部で、WiFiが完全にはカバーされていない地域がいくつかあります。サービスの中断が確認されている地域は、北海の上空を飛行する英国発着便、ビスケー湾上空を飛行するフライト、スバールバルおよびカナリア諸島行きのフライトです。これらのフライトでも大部分の間WiFiはご利用可能です。
免責事項
SAS Groupは、サービスの提供、文書、適切なサービスの提供または不履行、あるいはユーザーが訪問したウェブサイトから入手可能な情報を使用することで生じたり関連して起きる契約行為、過失、または他の不法行為に関わらず、いかなる場合においても、使用、データまたは利益の喪失に起因する特別な、間接的または派生的な損害または損害について責任を負いません。
お客様は、本サービスを通して送信されるあらゆるコンテンツを含むお客様のアカウントの使用、お客様の本サービスの使用、お客様による本ご利用規約の違反、およびお客様による他者の権利の侵害に起因してまたは関連して発生する妥当な弁護士料を含むがこれに限らず、SASグループが被るあらゆる苦情、責任、損害、費用を補償することに同意することとします。
所有権
本サービス上で配信される、著作権保護が可能なすべてのコンテンツは、第三者コンテンツ提供者あるいは該当する場合はSASが著作権を有します。SASや当該第三者のいずれかまたは両者のコンテンツ提供者は、上記コンテンツのすべての権利、権限および所有権を有します。お客様は書面による著作権所有者の事前承諾なしに、当該コンテンツの一部または全部を(印刷、電子、デジタル、音声、その他形式を問わず)コピー、配布、送信もしくは発行、または当該コンテンツを変更することはできません。
商標権
本規約内で言及されるすべてのSASグループのシンボルまたは同様の標章は、SASグループの商標または登録商標です。
準拠法
SAS短距離路線航空機の機内インターネットアクセスに関するご利用規約は、スウェーデンの法により支配され、紛争があった場合は、スウェーデンの裁判所により解決されるものとします。z
個人データ
本SAS短距離路線航空機の機内インターネットアクセスに関するご利用規約に同意することで、お客様にWiFiサービスを提供する目的でお客様が当社またはサービスプロバイダ(Viasat Inc, 6155 El Camino Real, Carlsbad, CA 92009-1699, USA)に提出した個人データ(氏名、EuroBonus会員番号、電子メールアドレスおよびお客様のデバイスのMACアドレスなど)を処理する許可を当社に与えるものとします。MACアドレスを除き、お客様の個人データはフライトの運航中保持されます。MACアドレスはViasat Incにより収集後2年間保持されます。これは、ユーザー体験を向上させると同時に、強制法規に従うためでもあります。
SASはお客様のプライバシーを重視しております。SASは、お客様の個人データを適用されるデータ保護法律に従い最大限の敬意をもって取り扱います。SASまたはいかなる第三者も、お客様のMACアドレスをマーケティング目的で使用することは一切ありません。
お客様の個人データは、EU規則2016/679(一般データ保護規則、「GDPR」)第6条(1)(a)(同意)および第6条(1)(b)(契約履行のために処理が必要な場合)を法的根拠として処理されます。
必要な場合、SASはお客様の個人データの全部または一部をデータ処理会社に転送することがあります。データ処理会社は、上に述べた目的を果たすための処理活動の一部として、SASに代わり個人データを処理します。これには、EU/EEA域外に位置するデータ処理会社も含まれる場合があります。このような場合、転送は、GDPR第46条の規定に従い、欧州委員会が採択した標準的データー保護契約条項の適用も含めて、適切な保護のもとでおこなわれます。
SASはデータコントローラーとして、自社でまたは他社と共同で、お客様の個人データの処理の目的および手段を決定します。SASは、GDPRを含む適用されるデータ保護規則に従い個人データの扱いに責任がある法人組織です。
データ対象者として、お客様は以下をおこなう権利を有します。
当社が処理するお客様の個人データへアクセスする権利
不正確または不完全な個人データを修正、更新または削除する権利
当社によるお客様の個人データの処理を制限する権利
忘れ去られること。忘れられる権利とは、当社が収集したお客様のすべての個人データを可能な限り削除するよう要請できる権利を指します。
お客様に関連する個人データおよび当社によるお客様の個人データの処理方法に関する情報のコピーを一般に使用されているデータ形式で受け取ること、および個人データを別の管理者に転送する、または(技術的に可能な場合は)転送してもらう権利。
お客様がお住いの地域を管轄するデータ保護機関に苦情を申し立てる権利。
SASには指定されたデータ保護責任者がおり、お客様の個人データが確実に正しく処理されるようにサポートしています。お客様の個人データの処理に対する同意を撤回したい場合を含め、個人データに関するご質問やリクエストについては、データ保護責任者までEメール(dataprotectionofficer@sas.se)または以下の住所宛てに郵送でお問い合わせください。
データ保護責任者
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169 70 Solna, Sweden