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飛行機の窓にハートを描く子供

サステナブルな旅

Our many journeys have one shared direction

In a place with spectacular but challenging geography, aviation is essential for Scandinavia. It creates opportunities for people to live fuller lives and for cargo to be transported all over the world. It also unlocks new ways for businesses to innovate, collaborate and grow. Without aviation, Scandinavia wouldn’t be what it is today.

未来の旅に向けた私たちの戦略的方向性

進歩を持続可能なものとするため私たちは、サステナブルなソリューションへ投資し、イノベーションを支援していくことにより、より持続可能な航空業界の未来を生み出すという私たちの責任ある関わりを推進しています。

SASは数十年にわたり、航空産業のサステナビリティの推進の最前線にあり、現在も航空産業のサステナビリティの推進は最優先事項であり続けます。CO₂の排出削減がSASの第一の優先事項であり、私たちが気候へ与える影響を削減するべく努力を続けています。2025年までに二酸化炭素の総排出量を25%削減し、2030年までにすべてのSAS国内線フライトで化石燃料の使用をゼロにするという目標を掲げています。

またSASは航空業界の変遷においても大きな役割を果たしています。これには、イノベーションをサポートし、新たなソリューションを見つけるために提携を行い、より燃料効率の良い新型の航空機のために大規模な投資を行い、サステナブルな航空燃料の生産と利用を増やし、機内で提供するものやサービスを向上するその他多くの改善が含まれます。

現在の航空業界を変革するための、そしてこれからの世代のためのSASの積極的な取り組みについての詳細は、こちらをお読みください。

2025年:2005年と比較して二酸化炭素総排出量を25%削減(絶対量)

2030年:2010年比50%の騒音低減

2030年:SASの国内線すべてで持続可能な航空燃料を使用

2030年:SASのオファーに100%持続可能な素材を使用

2030年:可能な限り100%リサイクル

2050年:IATAの最新の目標に基づき、二酸化炭素排出量を実質ゼロに

New fleet with reduced emissions

SASでは、新規の航空機の8割で、燃料効率の高い機材への段階的切り替えを継続しており、ヨーロッパでもっとも現代的な航空機を保有する航空会社であることを誇りとしています。SASの新型航空機は、旧型機に比べ消費燃料が15~30%少なくなっており、二酸化炭素やその他の排出量も同程度だけ削減されます。

SASの最新型航空機のその他のメリットとしては、低騒音、快適性の向上、より充実した機内での時間があげられます。

ゼロエミッションの次世代航空機

SASは長年にわたり、私たちのフライトが環境に与える影響を削減するために努力を続け、エンジン開発や、ゼロまたは低排出の航空機および空港のエネルギーインフラ整備のための支援を行ってきました。

次世代航空機のための新しい技術に投資することで、よりサステナブルな空の旅への進化をサポートしています。

水素燃料ハイブリッド航空機は、中長距離の路線網に特に適しています。一方、短距離路線では主に電気を利用する予定です。

電動航空機、ゼロエミッション航空機の開発

2019年5月、SASはAirbusと提携し、電気および水素を動力源とする、二酸化炭素の排出が少ないまたはゼロの商用航空機の大幅利用へ向けた歴史的な一歩を踏み出しました。

水素は、単位質量あたりのエネルギーが、従来型のジェット燃料の3倍という、大きな可能性を持つ技術です。電気分解による再生可能エネルギーを利用するとCO₂の排出はゼロとなり、それにより再生可能エネルギーが大型航空機の長距離運航の原動力となり、望ましくないCO₂の排出という副産物を伴いません。

このAirbus ZEROe航空機は、2035年頃利用可能となる予定です。

電動航空機のための北欧ネットワーク

より早い実現のために、協力が必要です。そのため、SASはNordic Network for Electric Aviation(NEA)に加入しています。NEAは、電動航空機路線を可能にし、北欧諸国での電動航空機の誕生と使用を加速するために作成されたイニシアチブです。NEAの一員になることで、私たちは電動飛行の未来を歓迎するビジネスにおいて同じ考えをもったメンバーと協力できるようになります。 

NEAの目的は、電動航空機政策、計画、インフラ、運用に関して北欧諸国を団結させ、地域的なポイントツーポイント接続を可能にし、時に非友好的な北欧の気象条件に耐える航空機技術を開発することです。

サステナブルな航空燃料

SASは、バイオ燃料などのサステナブルな航空燃料(SAF)の供給と利用を増加させる努力をたゆまず続けています。これは二酸化炭素を全く排出しない航空機へ向けた歩みにおける重要なステップでもあります。

SASは多くの革新的な研究の先頭に立ち、開拓者として航空機用バイオ燃料の利用実績はすでに20年を超えます。2014年11月、バイオ燃料をブレンドして使用した最初のフライトは、ボーイング737によるストックホルムのエステルスンドとオスロのトロンハイム間のフライトでした。

化石燃料と比べ、サステナブルな航空燃料はそのライフサイクルを通して、気候に影響をおよぼす二酸化炭素の排出量が劇的に削減されています。

SASは、以下に提示するSAFの生産と利用の両方を増加させる積極的な取り組みを誇りとしています。

サステナブルな合成航空燃料の生産

HySkiesは化石燃料を使わない航空産業に向けた重要なプロジェクトで、Vattenfall、SAS、ShellおよびLanzaTechは共同で、LanzaJet[TM]の「Alcohol to Jet」技術を使用した合成による持続可能な航空燃料(SAF)のスウェーデンにおける大規模な生産について研究しています。

生産過程で未加工の化石原料を使用する代わりに、合成SAFは、化石燃料を使わない電力と、地域暖房からリサイクルされた二酸化炭素から生産されます。

合成SAFは、e-fuel(合成燃料)とも呼ばれ、LanzaTechと米国エネルギー省パシフィック・ノースウェスト国立研究所(PNNL)が開発したLanzaJetの「Alcohol to Jet」技術を使用して、化石燃料を使用しない電力と、回収された二酸化炭素から生成されます。

本格稼働が始まれば、2030年代における持続可能な航空燃料の世界的需要の最大25%をSASへ提供できます。

デンマークではSASは、Ørstedが主導するグリーン燃料プロジェクトのパートナーです。このプロジェクトは風力発電を利用して航空機用のe-fuelを生成することを目的としています。

この生産施設は、2025年に合成SAFの最初のバッチを生産する予定で、2030年までにSASのコペンハーゲン発着便の消費量に相当する最大25万トンを生産する見込みです。

ご搭乗になるお客様はバイオ燃料を購入できます

SASは、よりサステナブルなプロダクトとサービスの開発のため、たゆまぬ努力を行っています。この一環として、気候に影響を与えるCO₂の排出を削減するため、お客様がバイオ燃料を簡単に購入できるようにしました。

SASをご利用になるお客様は20分単位でバイオ燃料を購入することができ、単位あたりの価格は、10 USD / 10 EUR / 100 SEK / 100 NOK / 70 DKKです。60分のフライトの場合、バイオ燃料を100%にするには、3単位を購入する必要があります。

お客様に購入いただいた量のバイオ燃料は、SASの運航において相当量の化石燃料を置き換えるために使用されます。

規制により航空機の運航で使用できるSAFの最大量は50%ですが、全行程分のバイオ燃料をご購入頂くと、ちょうどご自宅で風力発電の電力を選択する場合と同じように、化石燃料の全体的利用の削減に貢献できます。

バイオ燃料の販売によりSASが利益を得ることはありません。SASが販売するバイオ燃料は、SASが既に購入を約束しているバイオ燃料の量を増やすことにのみ充てられます。

法人向けサステナビリティプログラム

航空産業は、貨物を輸送し、企業、人々、そして文化を効率よく結びつけ、社会において重要な役割を果たします。また旅は、心に響く体験でもあります。私たちは未来の世代にもこれらすべてを享受して欲しいと思います。

このことから、サステナブルな航空燃料の利用拡大によるフライトの脱炭素化について、法人顧客とのパートナーシップを強化します。法人向けサステナビリティプログラムに参加することにより、貨物および法人顧客は、空の旅や航空輸送によるスコープ3の排出量を削減することができます。

SASは、参加くださる法人および貨物のお客様を、よりサステナブルな空の旅へお誘いします。

バイオ燃料の販売によりSASが利益を得ることはありません。SASが販売するバイオ燃料は、SASが既に購入を約束しているバイオ燃料の量を増やすことにのみ充てられます。

バイオ燃料トラベルパス

SAS For Businessは、頻繁に出張し持続可能なフライトを希望する人のためのプログラムを提供します。バイオ燃料トラベルパスは、同じ渡航先へ定期的に出張し、経済的な価格と、SAS Plusの最高の快適性を求め、かつ、より持続可能な選択を希望する方のために特に設計された商品です。

バイオ燃料の販売によりSASが利益を得ることはありません。SASが販売するバイオ燃料は、SASが既に購入を約束しているバイオ燃料の量を増やすことにのみ充てられます。

スウェーデンのクロスカントリー・アルペンスキーチーム、SASからバイオ燃料を購入

スウェーデンのクロスカントリーとアルペンスキーの代表チームは、チームのサステナビリティへの取り組みの一環として、チームのスカンジナビア内のすべてのフライト分に相当する量のバイオ燃料をSASから購入しました。

この2つのチームは、SASとの提携を更新して追加のバイオ燃料を購入し、チームのフライトから排出される二酸化炭素の削減に協力しています。

SASは長年にわたりスキー連盟と取引し、代表チームのスター選手を競技会やトレーニング会場へお連れすることを誇りとしています。

サステナブルなダイニング体験

SASは継続的に製品やサービスを開発しており、機内で提供されるものにはプラスチックなどの不要な素材を使用せず、より気候変動に優しい代替品を導入している。持続可能な包装の新しいデザインとコンセプトは、年間51トンのプラスチック包装の削減も意味する。2030年までに、現在木製であるカトラリーなど、顧客に提供されるものの100%を持続可能なものにする。

軽量化へのあらゆる努力

とてもシンプルな話です。輸送する重量が小さいほど、消費する燃料も少なく済みます。そのためSASでは日々、航空機に搭載される重量を減らす方法を模索しています。

最新の軽量素材を使った新型航空機への投資を行っています。例えば新型のAirbus320neoでは、床のカーペットの素材も座席のファブリックもこれまでより軽量のものが使われています。新デザインの座席の折りたたみ式テーブルも、航空機の軽量化に貢献しています。

「小さな積み重ねが大きな違いを生む」のもう一つの例が航空機のUSBポートの変更です。乗客としては気に止まらないかもしれませんが、このように機内のあちこちでの軽量化が、大きな差となって表れます。

既存の機材でも、床のカーペットと座席のファブリックを別のものに替えて軽量化しました。

SAS Cargoは、以前使用していたコンテナより20%軽いものを使い始めました。これだけでも5年間でCO₂排出量を合計13,000トン以上削減できることになります。

お客様におかれましても、必要以上の手荷物をお持ち込みにならないことでCO₂削減にご貢献いただけます。

ドライ洗浄

クリーンな輝く機体を維持することは、外観だけでなくサステナビリティの面から見ても重要です。クリーンな航空機は空気抵抗がより小さく、そのため燃料の消費もより少なくなります。そのため、機材の洗浄に、よりサステナブルな方法を導入しました。

現在、機体のドライ洗浄を実施しています。長距離用A330全体を洗浄するために、以前は1.3万リットルの水を使用していましたが、現在はわずか60リットルの水しか使用しません。

ドライ洗浄を行う際は、特殊なクリーナーを塗布し特別なウェットクロスで拭きとります。このクリーナーは96%が生分解性物質でできており、従来の洗浄方法と比べ長い期間、機体表面をきれいに保つことができます。

  • Conscious Travelerですか?

    Conscious Travelerですか?

    正しいことをしたことで報われましょう。当社はカーボンニュートラルになるための道のりを歩んでおり、そこにたどり着くためには皆さんの支援が必要です。バイオ燃料航空券で旅行するなどの意識の高い選択をすることで、表彰と報酬の両方を受け取ることができます。

報告

1996年、SASは外部監査報告書でサステナビリティへの取り組みについての報告を開始しました。

SASグループサイトですべての報告書をご覧いただけます。

SASのサステナビリティ活動に関するご質問は、environment@sas.seにお問い合わせください。